豆まきで、福を呼び込みたい気合い大。
旦那の鬱をひっぺはがして、外に投げ捨て、豆をぶつけるなんてなまっちょろい、二度と戻って来れないように、ザクザクガンガンぶったぎり討伐。
長男の不安と闇も、神剣を手に入れスパン!っと真っ二つ、再び出て来ようが、きれいに成敗。
何度でも切り刻んで討つ。
だが、そんな長男の状態も父がハツラツと元気におおらかでドンと構えていてくれたら、回復に向かい思春期を乗り越えられるのだろう。
適応障害だけなら、こんなに長引かないはず。
嫌な仕事、心配が大きい仕事は行きたくない、やりたくない。休めるなら休みたい。引きこもって会話を避ける。
それも、少し良くなって、たどたどしいが会話が出来るようになったと思ったら、またちょっとしたことで後戻り。行ったり来たり。
母の居ない昼間に、休んで自宅に居る父との時間は、安らがない。2人でどこかに出かける事も敏感な長男にとっては不安が大きい。
一時期の鬱状態で引きこもって仕事を休んでいた状態からは良くなりつつあり、夕飯も一緒に食卓を囲むようにはなったが、私に話かける言葉がたどたどしく、姑舅もおかしいと気付いているから、痛々しい。楽しくも何ともない夕飯。
多感な受験生長女はずっと前から皆と別で、みんなが済んでから後から食べるが、仕事を休んでいる父は晩酌ありでゆっくり食べるので、なかなか食卓に着けない長女はイライラがつのる。
ほんの少し前までは仲良しだった父と娘。
まともにしゃべれず、びくびく、暗い顔の父、今さら何を聞く?な質問にもイライラ。一緒に居たくないのは仕方がない。
前任の長女の中学校校長がよく言っていた。
この年頃の子供にとっては『カッコいい』か『カッコ悪い』かが、すべて。是非、保護者の皆様はカッコいい大人であって下さい。
分かりやすいな、と思った。
一生懸命仕事に打ち込む、汗を流してスポーツを楽しむ、趣味に夢中になる、真剣に我が子と向き合う、カッコいいじゃない。
節分の手巻き寿司夕食も「1人で食べたい」の長女の一言に、うつむき苦しそうな父親、長女にも母にも、びくびくした言動、何言ったか分からないから聞き直すと、もう黙ってしまう。
大変失礼ながら、全くもってカッコ悪い。可哀想だけど、可哀想だと気遣う余裕が受験生多感な年頃長女にはない。
むしろ、長女の方が可哀想だ。
そんな父親の父親は日がな一日、ゴロゴロ、テレビが一日中ついていて、つけっぱなしで昼間からウトウト。食べ盛りの子供たちより食べてきた運動しない、助言も聞かない動かない人は、腰も曲がって支えがないと立っていられず、必死さがないとまともに歩けず、ヨボヨボ。
全くもってカッコ悪い。
鬱な父の父親は食費も稼いで食事も用意してくれる嫁に「みっともねぇ」とつぶやいた、みっともねぇ父親だと恥ずかしく思っている旦那。申し訳なさが、精神的な重圧となり、私に話かける事が怖い様子。
負の連鎖。
長男の所で連鎖を食い止めたい。
せめて、母はこのまま、カッコ良く。
いつでも、かかって来い❗️
そんなやわな小鬼の剣は一太刀で切返し討つ❗️
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