1月半ば、派遣の仕事が始まった。
昨年、この歳で就活、正社員を諦めかけ、エイッと応募した高時給のパート。
派遣の仕事だった。
事務の仕事、中心街の高層ビルの中、広々としたキレイなオフィスで働いている。
社員応募に不採用が続いて萎えていた時、高時給につられて応募ボタンポチッ、ウエブ面接を受け、すぐに「是非ともお願いしたい」と折り返しの電話があり、「経理関係はほとんどやった事がないので」と面接時にも伝えたが、大丈夫、難しくはないので、と採用。
「経理関係の書類が大量に届くので書類が全部揃っているかチェックする仕事で、ずっと電卓をポチポチして計算するような仕事ではないので大丈夫ですよ」と面接官に言われたのだ。
でも、でも………
毎日、毎日、電卓でポチポチしてる!
とんでもなくポチポチしてる。
何ならポチポチのし過ぎでテニス肘が再発しそうに腕が痛い。
そして、老眼がひどいのに、超細かい数字を見て計算しているため、目の疲れが半端ない。
かすみ目がひどい。
もちろん、書類が揃っているかチェックする仕事ではあるが、その書類の計算も合っているかのチェックもだ。
私は数字と計算が大の苦手。
それは過去の記事でも何度か話しています。
毎年やってくる旦那の確定申告を私がずっとやっていて、それがずっと苦痛だと話していた。
簡単なものでも避けて通りたい。
数々のバイト経験はあるが、お金を扱うもの、計算が伴うものはずーっと避けて通ってきた。
なんてこと!ここに来て苦手の王道を歩いている。
そして、いちいちIDカードでピッとしないとドアが開かないようなオフィスでの勤務、デニムやカーゴパンツにスニーカーでずっと仕事をしてきた私がオフィスカジュアルを頑張って着て、通っている。
何台もある高速エレベーターは朝は人が並ぶので順番待ちで遅刻しないよう、かなり気も使う。
書類不足や間違いがあった所に、電話をかけ、内容説明や修正して再提出のお願いをするのだけれど、電話をかけることに抵抗はなく、サクサク会話して終わりにする。でも、デスクに電話機がないので、他の社員さんの間に入り「ちょっとお電話お借りします」としなくてはならないのが難点。
もう一人の同じ派遣の方、かなり電話が苦手な様子で、ご自分でも派遣元の担当者に「電話はどうも、どんな人が出るのかドキドキしてしまって緊張します」と言っていたので、「電話は平気なので、良かったら代わりに電話しますよ、但し、どこがどのようなに間違ってるのか私で説明できるケースであれば、ですが」と伝えておいた。
あちらは電話が苦手。
私は計算が苦手。
お互いがカバーできればなと思いました。
苦手だからと言ってもいられないし、期限のあるものだからと頑張っており、ようやく、自分の中で段取りのようなものが出来上がってきたこの頃。
やむを得ず、今、おやすみ中。
何てこと。
うまくいかない。
土曜日深夜、長女が高熱。
日曜日朝、「喉が痛い」と長男が起きてくる。
そして昼頃。長男も高熱。
二人とも咳がないので、てっきり学校で流行中のインフルエンザか!と思ってたら、月曜日、かかりつけ医で「コロナの反応出てるね」
日曜日わざわざ、薬剤師さんの居るドラッグストアへ行って検査薬を二人分買い、丁寧に検査をして陰性だったから!インフルエンザだと思ってたのに!
コロナだった!
長男は2回目だよ、可哀想に。
そして、長男は中学生なので医療費は市が負担してくれるのだが、長女は大人と一緒。
先生が説明してくれる。
「ちょっと前までは無料だったんだけど、今、国が負担する事をやめたからコロナの薬が高額で、9000円するけど飲む? 飲まなくても治っていくだろうけど、時間もかかるし、ずるずると長く症状を引きずってしまうこともある、どうする?」
長女は値段を聞いて目を丸くし「できれば飲みたくない、今月の研修のロンドンへ行ければ何でもいい我慢できる」と言う。
私も値段にびっくりしたが、ずるずると症状を引きずって、学校生活に影響が出るようでは困るので、と長女の薬もお願いした。
濃厚接触者という概念はなくなったので、自分に症状がなければ出勤しても基本的にはいいのだけれど、そうもいかない。
結局、金曜日に出勤することでお願いした。
長女は昨日すでに平熱だったが、長男は今朝までまだ熱、ようやく夕方平熱。
でも二人とも喉がひどく痛いため、通常の食事が出来ず、麺類やお粥、雑炊などが中心。
私自身に症状が出ないこと、懇願している。
ドキドキしている。
寒さが少し緩み、梅の花が咲いた。
花粉の季節もやってくる。
頑張りたくても頑張れない状況がもどかしい。