YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

長男の検査結果の話

うちの不登校HSC長男、書字障害の疑いがあり、先月通っているメンタルクリニックで検査を受けた。
y-k-akado0725.hatenablog.jp

その結果が出てクリニックへ。

まずは検査をしてくださった心理士さんに結果についての説明を受けました。
数値やグラフで結果が出ている面でも細かく説明して頂きましたが、読み書き検査の方は習ってない漢字があるから分からないのか緊張で出来なくなっていたのか、経験で不安があって出来ないのか若干迷うところはありましたが、読めていた簡単な漢字もいざ書くとなったら出てこなかったので、書くのはかなり苦手のようですね。作業スピードも平均より低いので、落ち着いてゆっくり書くようにしたらいいと思うとのこと。

障害なのかどうかお聞きすると、それはこの結果を受けて担当医が判断することなので、僕はここまでです、と。

印象も話してくださいました。

図形パズルのような検査にあるんですが、問題なく楽しんでやれていて想像力があるし、質問に対しての受け答えが、端的に難しい言葉で返そうとする傾向があると思います。
視覚から入る情報処理能力は問題ないですが、聴覚、耳から入った情報を保持しておくのは苦手みたいですね。忘れてはいけないようなことはメモを取っておくクセをつけるといいかも。

私:「書くのキライですからね、なかなかメモも取らないです」

あーなるほどね、自分が分かるちょっとしたことからでいいと思いますけど、スマホとかツールを使うのもいいんじゃないですか?と。


帰宅すると、結果が出て病院に行ったことを知っているので、 報告書を見せろと言う長男。
隠すのもおかしいかなと思ったので見せましたが、ズラズラと漢字が多い字ばかり、最初のページの『IQ平均下』の文字を見て「IQ下かよ、ちょっとオラ、ショックだな」と言い、そこからはもう見ませんでした。
「緊張してたんでしょう?習ってない漢字とかも出たんでしょう?大丈夫だって」と一応なぐさめてはみました。

次の日が担当医の受診でした。
2日連続病院です。

この日は長男もスクールカウンセラーさんの所へ行く日のため、登校です。
門まで送ってカウンセラーさんと学校に入って行くのを見て一旦帰宅、残りのコーヒーを飲み干し、朝イチ予約の病院へ。


結果は、「読み書きに関しては障害が見受けられます」とのこと。


先天的なことで本人はもちろんご家族や先生のせいでは全くないですからね、と。
苦手を克服しようと頑張るよりも得意を伸ばしてあげてください。
字なんて元々なくても人間は生活出来てたし、コミュニケーションも取れてたんですよ、漢字も平均的に理解出来るようなところで選ばれてきてるだけで、書けなければ今はパソコンもあるし。
トムクルーズさんと同じですね。

担当医さんは長男が芝居が上手い話を知っているため、そう言ってくださった。

彼は今でも台本を読むのではなく、音にしてもらって覚えているようですね。

スピルバーグ監督も同じ障害で、今でも本や台本など人の2倍ぐらい読むのにかかるとのこと記事にありましたが、ゆっくり時間をかければいいことだからとご本人のコメント。

オーランド・ブルームさんのように、教育熱心なお母さんと頑張って克服された方もいるようですね。まぁ、障害の軽い重いの差はあるでしょうが。



IQが平均よりも下になってるのは、読み書きの障害が足を引っ張ってるだけなんでね、理解する能力知能は十分あるので気にしなくていいですよ。
作業的なことも不得意なようですけど落ち着いてゆっくり時間をかけてあげればいいので。
これまで、普通に学校生活を送って、全く先生も気づかずにここまで来たのは、ほんとすごく頑張って努力してきたんだと思うので、褒めてあげてくださいね。


本人に伝えるべきか聞きました。

もう年齢相応に理解できるので、私が今日話したこと全部伝えてあげてください。分かった方が、何でこんなことが出来ないんだ!って苦しむことが減ると思うので。


病院からのチャリの帰り道、家の近くから、中学校の方を見ると長男とカウンセラーさんが歩いて来る。
話ながらゆるゆると歩いて帰って来る。

おっ、私の方が一歩先。

家の前まで送ってくださったカウンセラーさんに挨拶し、担任宛の手紙を本人に今日は持たせたので、カウンセラーさん「今日また夕方、担任から電話あると思うので」とのこと。


お昼ごはんをゆっくり食べて、リラックス出来てる様子を見て、長男本人に、検査のこと、今日の病院での話、伝えました。

明るく「え~っ俺、障害だったの?障がい者?」
と驚きの声。

多分ショックではあるけどがっくり落ち込む様子ではなかった。

もちろん、これまで全く誰も気づかずきたことはすごいあんたが頑張ったってこと、「すごいね」「えらかったね~」いっぱい褒めてやりました。


後で旦那に「でも何でお母ぁから生まれてきて障害になるのかさっぱり分からん。だってお母ぁって、最強じゃんか」

おい、それはどういう意味だ?

冗談ではなく純粋に疑問で父に言ってるので、なまじっか母はどう反応すれば良いか分からない。


生まれつきのことだから、何故ってことは全くわからないよ。
字だけのことだからね、他のこと、ちゃんと色んなことを理解する知能は十分あるんだから、大丈夫だよ。

「障害だって恥ずかしがる人いるけど、オラ何なら、あっ俺障害なんでって自己紹介しちゃうなぁきっと。でもミッションインポシブルの人とかスピルバーグと一緒って言われるとちょっと逆に自慢だなぁ」

こんなことを申しました。


夕方、夕飯づくりも中盤、雨混じりの天気だったので、長女が迎えに来てーって連絡が入るかと思い、お尻ポケットにスマホを入れていました。
LINE着信音が聞こえやすいよう音量大きめにしていたら、電話鳴る❗️着信見て、高校からの電話?

担任からで長女が怪我。
縫い物が遅れている子は残って作業していたようで、「ミシンで縫ってるときに針で指を指してしまって、針が折れるほど指してしまったみたいで、保健室で応急手当はしましたが、深さが分からないので今日か明日にでも病院に行ってください」
とても心配そうな言いようで、針が折れるほど指したと言うことは骨に当たって折れた?など想像してしまいました。
もう夕方、かかりつけ医は外科もあるので6時半までの受付かと確認電話してみた。名字しか名乗ってないのに「高校から電話で……」と担任先生の言葉そのまま、症状説明、受付のお姉さん「あ、○○ちゃんですよね」え?分かるんだ。
先生に確認したら、うちではなく、24時間受付のS病院なら外科もあるし器具が揃っているからとお勧めされた。
先月、旦那が車で釜掘られた際にも行った病院。そう遠くない。

いつ帰ってくるのだと思いながら、もう三人で夕飯を食べてしまった。
部活に報告に行ったところ、部長や部の男子につかまっていて、なかなか帰って来れなかったそうでもう7時、心配で仕方のない長男と旦那が運転で駅にお迎え、ついでに病院へ寄る予定で。
駅に着くと長女は全員総出のお迎えにびっくり。
「M先生(担任)が騒ぎ過ぎ、やっちゃった時に、ひゃあー無理無理って先生言ってて、タラタラ血が出てたけど痛くなかったし、大したことない」


長女がぞろぞろついて来られるのを嫌がり(コロナ禍だしね)、仕方なく車で旦那と留守番の長男。
時間外の受付で高校側から病院に行けと言われて来たことと怪我の状況説明、問診票を出し誰も居ないガラガラの静かな待ち合い席で待つ。
看護師さんにバンドエイドなど外しておくように言われて取る。
ん?確かに、大したことない。
先生がいらして処置室に入ると、「ん?どこ?」
血の跡もなく小さな傷。
「学校側に病院に行けと言われたので」
「ああ、学校にしたら心配だわね~、針折れた?念のため針が残ってないかレントゲンとっとくかね」
針の残りもなく、消毒とバンドエイドだけでオッケー、看護師さんも先生も終始ニコニコ。
大したことない怪我で申し訳ない。


もっとかかると思った時間外の病院、早々済んでめでたし。

車の中で、長女がレントゲン室の様子を語り長男大爆笑❗️
中指の怪我、「中指だけ取れるように他の指曲げれる?」と言われてやった様子をやって見せ「(ひゃあー、ごめんな~さい、失礼申し訳ない)って思ったよ」
まさに、アメリカ人にやってはいけないやつ、でもアメリカ人がよくやるやつ、中指立ってる。
長男大ウケ。
そして、長男:「そうだ、お姉ちゃん。オラ障害だったぞ。障がい者だった、どうだ?ちょっとショック?」
長女:「いやー別に~、ふーんって感じ。」

長男:「トムクルーズとかスピルバーグと一緒なんだって❗️スゲーだろ」


多分、長男は長女がショックを受けること、嫌われることが一番嫌だったんだろうな。

お休み明けは病院デーが続きました。


息子よ、弱点がはっきりしただけです。

ゆっくり、ゆっくり花を咲かせたらいいさ。
大輪?道端の小さな花?
どっちも素敵😃
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