YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

母、妻、嫁、どの私もあまい

今週のお題「あまい」

私はあまい、

いや、優しい?

そう言ったら良く聞こえるか。

厳しければ良かったのか?

いや、不服に感じるということは厳しいのか?人に対して。

でも、これまでの自分の経験、幼少期からの体験と比べるとかなりのゆるゆる感かと思うのだが……もはや何をもってあまいのか、優しいのか、わからない。



息子は小5から不登校、年下の旦那はメンタルが良い時も悪い時もあり、数年前にはとうとう薬を飲むようになり、最近は家族と話も出来ない。かと言って、今は仕事には行っていて、他人とは話が普通に出来ている様子、部屋から電話での会話も聞こえるが、全くもって普通の話し方、時には笑い声まで聞こえる。

子供のことは一切関わらなくなったし、聞いても来ない。
大切な長女の進学のことや学費のことなどはもっぱらLINE、文字での会話。
時に話しかけても、ウンウンと頷くか、首をふるか、一声出ても苦虫を噛み潰したような顔をして目を合わせず会話にはならないので、最近は私も会話しようとすることを諦めた。
というか、私が心臓がギューってなって苦しくなるから。



不登校の長男は現中2、もうすぐ最高学年、三年生、受験生だが、高校生になることも本人は諦めかけていて、三年生になってすぐ、5月の修学旅行も行かないと断言した。
週2回、1時間ほどの中学の別教室への登校以外、ほとんど外に出ない息子。
ふとした何かに興味をもって話しが出た時に、「じゃあ、ちょっと教科書かタブレットで調べてみる?」なんて声かけするだけで 、勉強のことには触れないでいる母だ。

長女は高校卒業、バイトも始めて頑張ってはいるが、本来18歳にもなって、もう少し家のことや自分自身のことなど、しっかりやるべきなのでは?と思うことが多々。
本当は今日、短大の特待生チャレンジの試験日2回目だったが、行きたくなくなり、自分で「体調不良で行けなくなりました」と電話していた。
友達と遊びに行く、ゲームする、動画観てダラダラダラダラ、やらなきゃいけないことを後回しにしてやる気がなくなりめんどくさいーってなって動かなくなる。
オンオフをしっかりして欲しいと思う。
が、母はあまい、言わない、「特待生じゃなくても、奨学生にはなってくれたんだから、良しとしなくちゃ、きっと彼女なりに頑張っているんだから」と自分に言い聞かせる。


一階の同居の義母義父、自分の息子の稼ぎでは食べていけないことなど知らないだろう、私の収入で食費や、生活雑貨などまかなえているが、よっぽどのことがない限り彼らに不平は言わない。
いや、不平というより他者に対してのマナーの問題がほとんどで、これまでよっぽどの事があって、何度か言いました。
でも、これも私の基準にすぎないか、と後で思うのですが、子供の頃から『よその人に迷惑をかけない』『働かざる者食うべからず』が口癖の私の母親に育てられたせいだな。


旦那は、今月末で、わりと長く勤めた夜勤の仕事を辞めるとの事です。夜勤が体力的にもう出来ないそうです。その仕事で社会保険に入っていたので、子供達の保険証はもうすぐ返上しなければなりません。
4月から、芝居関係の知り合いも居るグループホームでの仕事にしてそこで社会保険に入れてもらえるそうですが、しばらく切り替えに時間がかかるから、子供達の受診や薬代などは一旦実費で払うことになりそうです。
そして、ここのところ、芝居関係の仕事の事を切知らされません。確定申告の時に、源泉徴収票などで、「あ、こんな仕事やってたのか」と分かるぐらいでした。

前に書きましたが、相談も報告もなく劇団を立ち上げていた旦那。
立ち上げた劇団の公演の経費等も知らないし知らされないし、他のところからの源泉徴収票、支払い通知書なども貰えないので、例年のように私が確定申告の計算や書類を作成できるはずもなく、必要なものすべてそっくり旦那に渡しました。
もう期限過ぎましたが、できたのかどうかも分かりません。




これまで、子供たちの卒業記念で家族旅行、少しずつ貯めたお金で何度か出かけました。
でも、長女の中学卒業はコロナ禍まっさかり、旅行などもってのほか。
外食さえもできなかった。


先日、高校卒業、別の世界に生きている父親は、家族旅行など計画してくれるはずもなく、行くつもりもない様子。
ずっと行けなくて気になっていた私の両親の墓参りに3人で行こうと思いました。
くしくも、私の弟から「実家を売りに出した。家業も辞めるからその経費にあてる」との電話。
私の父が立ち上げた建築業の会社、社長である父が突然亡くなり、弟が引き継いだ会社、一年かけてゆっくり店じまいにするそうです。
弟は外に働きに出る予定だそうです。
売りに出したからすぐ売れるわけではないけど、売れたらもうそこには足を踏み入れられません。
うちの子ども達は何故か私の田舎が好き、半引きこもりの息子も私の実家には行きたがる。


お墓参りと実家にサヨナラしにいきました。

実家に来ると必ず門柱に登り、山々や田畑の景色を眺め深呼吸する長男。
これが最後かな。



少し足を伸ばして、実家から車で50分ほどの所の観光地へ。
卒業旅行のつもりで、私のパート先の会社が会員の豪華ホテルに予約を入れてもらいました。
スタッフならパートでも利用希望を入れて良いとしているので、これまでの会社からの私の扱いにしたら、これくらいお願いしてもバチはあたらない。
もちろんタダではありませんが、1室の値段なので、3人でビジネスホテルに宿泊する程度の出費で豪華ホテル。

天気は良くなかったけど、JK長女も引きこもり中学長男も喜んで、はしゃいでいました。
長男はゴルフ場が見える浴槽で、出窓に置いたミツヤサイダーを飲みながらのお風呂に大満足。
私は露天風呂もある大浴場へ。途中、迷子になりそうでしたが。
夕飯はレストランだととんでもなく高い料理なので、ホテルに着く前にスーパーで惣菜やお弁当、飲み物など調達し、部屋でゆっくりゆったり3人で楽しい食事となりました。
何より、外出しない長男が外の世界で楽しんでくれたのが、涙が出るほど嬉しかったです。