YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

絶妙な塩梅ってかなり難易度高い

お題「#この1年の変化」去年の今ごろは、長女の受験、滑り止めの私立の合格、そのうちの一校に入学金を振り込み、ちょっとホッとしたところか、本命の県立高校受験に向け、母としては、何も出来ないが、リラックスと体調管理に気を遣っていた頃だろう。


長女の時と同様、一年後輩達もコロナ禍、緊急事態宣言中の下、受験に出掛け、卒業式が出きるのかどうか不安な日々を過ごしているだろう。


希望校に合格、不合格は別で、受験を乗り切った後の、うわ~っ終わった~と発散で遊びに出かける、卒業旅行で新しい生活に向けての希望とスタートさせる鋭気を養う、そんなこともできない状況に本人だけじゃなく、家族も苛立ちを覚えた。
今年もまた変わらないのかと思うと、残念でならない。
今年は、不登校HSC長男が小学校を卒業する。


六年生になっても不登校で引きこもりは変わらないのかもなぁ~と思ったり、いや担任によっては少し登校出来るのかも、と期待してみたり、気分は日々大きな波、上がり下がりしていた、何がしてやれるか、何をしない方がいいのか、思い悩んでいた去年のこの時期。


今年もコロナ禍で思うようにならないことが変わらない中、自分はどう変わったのか。


頑張り過ぎないようになった。少しだけ。


剣道場で二度も救急車のお世話になった私、師匠に言われた言葉「頑張り過ぎるな❗️」

そう、頑張り過ぎて迷惑をかける。だけど頑張り過ぎている意識が全くないから厄介だ。
長男が不登校生活になりHSCだと分かり、私の頑張りは彼の負担になっているのだと思えた。
子供には、言葉よりも、頑張って努力している親の背中を見せてやればいいのだと思っていた。
違う。
昭和の親父かよ、私。
もちろん、それも必要で一つの手段。
でも、それだけではダメだ。

敏感君は、『お母ぁがこんなに頑張っているのに、自分も頑張らなきゃ、しっかりしなきゃ、頑張ってるけどできない、俺はしっかりしてない、ダメなヤツ、役立たず』彼にはそんなふうに重くのしかかっていた。きっと。多分。
学校でもダメなヤツ、下手くそと女子に言われたのが原因の一つだから、余計にだろう。


情けないことに、自分では頑張り過ぎていることが分からないから、あえて『サボる』という意識をするようになった。
剣道も稽古中止が約半年、始まってからも『サボる』ことにした。
皆の稽古がスムーズに、ママ達の負担を少しでも減らすよう、役員の仕事、雑務だけはしっかりやって、自分の稽古はお預けにすることにした。

忙しく働いた仕事帰りに家族6人分の食材をスーパーで買って帰宅、4時半、息つくまもなく洗濯物を取り込み、夕飯を作り、稽古の準備をして5時半過ぎに防具担いで剣道場に行って稽古。8時前には帰って、順番に風呂、自分と息子で夕飯、片付けと明日の準備、……無理があった。

元々は仕事を引退した義母と週3と4で夕飯当番の約束をしたので、息子が剣道を始めた時に一緒にできると復帰した。でも、義母はすぐ掃除のパートを少し始めると言い、剣道の曜日以外なら構わないとお願いしたが、人がいないから頼まれたと簡単に私との約束はすぐなくなった。剣道の曜日も含め週5が私、義母は2日だけ。
コロナでパートの出勤が減り暇になっても変わってはくれないし、長男も不登校になって剣道も辞めてしまって私だけ。無理がたたって過労でひどい目眩で立てなくなり救急車の世話、そのまま入院してからは、かなり反省した。
気持ちと時間と体力に余裕がなければ稽古に出かけない、というか実際時間までに出かけられない。だから、自分の稽古はサボっている。

時々、遅れても稽古場に行って、初心者やちびちゃん達のお相手が少し出来れば良いなと、それで当分はヨシとしようって思うようになった。
また自分の子供達の手がまったく離れてから、自分の稽古が出来れば良いな、焦ることない、と思えるようになった。




今、私の長男への期待、長男本人の目標は卒業式に出席すること。


そこまで、ゆるゆる行くしかないなと思うように。
最後だからと今月の校外学習に行くと言った息子は、当日の朝、起きてからずっと、大きな深呼吸ばかりして、朝ランニングにも行ったけど、ご飯食べても、「はぁー」大きな深呼吸。
怖くて、震えて、涙が出てきて、出掛けられなかった。
がっかりはしたけど、先生や、同じ班になってくれた仲良し君達に申し訳ないな、と思いましたけど、仕方なし。
長男よ、行こうって思っただけで、努力が見える。


五年生から続いた週一回のスクールカウンセラーさんとの面談と、去年から給食登校、行けたり行けなかったり、何故こんな少しのことが耐えられないのかと、よくイライラして、息子と一緒に落ち込んだ。
そこに、旦那の鬱が入ってくるともう叫びたい気持ちでいっぱいだった。
「うちの男どもはどこまでメンタル弱いんじゃー、ふざけるなー」ってね。
そんなこと叫んでも無意味だけど。


家族のメンタル不調は私のせいかも、私が悪いのか、と思い、落ち込んだ時もあった。だからって頑張らなきゃってまたやり過ぎると、自分にも周りにも良くないと思えるようになったから。まだまだ、うまくサボれないけど。


うまくサボらせる、ことも難しいな。

生活態度に注意も必要なこともある、言いすぎると今度は「ダメなヤツなんだ」ってなるのが長男と旦那。
どこまで、許してやればよいのか、ただの甘やかしでは本当にダメなヤツになってしまいそうで、怖い。

バランスが難しい。

料理ってプロもそうだろうけど、家庭料理も経験値が必要。調味料も目分量で美味しく作れるのって年季がいる。
分からなければ本やサイトで見て、分量を計ればいいのだけれど、それが好みの味かどうか、自分に合っているのかは作ってみて、何度か作って自分の好みに合わせていくことも必要かな。それに似ていて、HSC不登校児対策も鬱病対応も、そして悩めるJKのメンタルケアも経験値がこの一年で上がった。


まだまだ、子供達の態度や行動に一喜一憂。サボることの修行が足りん❗️って感じ。


努力する、頑張る、自分に厳しく、だけが人間形成の道じゃない。


努力することと、サボることの絶妙な塩梅(あんばい)の人生達人、ほど遠いが目指そう。これも「心身を錬磨して旺盛なる気力を養う」「自己の修養に努める」に通じていると思えるようになった。
(一部、剣道の理念と剣道修錬の心構えより)


毎年来る計算地獄。数字と計算大嫌いの私。去年モンモンとしている様を書いたが、今年はかなり楽、なのだが、別の意味でやる気が失せて、途中やりでサボっている。確定申告の期限も延びたし。
コロナで旦那の仕事が減ったが、「こんなにもないのか❗️去年とこんなに違うのか、収入ないのに経費はこんなにあるじゃん、鬱病で障害申請したから講師の仕事してたけどギャラなし?あれって出演料こんだけの仕事だったの?持ち出しじゃないか😢」
等々、旦那に突っ込み入れたいのをグッと我満、落ち込む要素満載のため、一旦、気力を養う。

美味しいもの食べた時の長女の笑顔は最強だ。
何か食べたい物を聞いたら、「ケンタッキーのホットビスケットが食べたい」ケンタッキーはそんなに近くに店舗がない。
「ネットで見たらホットビスケットって作れそう」と。なら作ってみるよ、学年末テスト勉強中の長女に笑顔を貰おう。
家にある材料で簡単に出来た。
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ケンタッキーのよりちょっと甘味が足りない感じで不格好だったけど、焼き立てを食べてご満悦。
そうそう、この一年、手作りおやつや新しいメニューに挑戦することが増えたのも一つの変化です。