YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

後悔、痛い話

今週のお題「急に寒いやん」心も。懐も。家の中も。
外だけならいいのに。寒い、寒すぎる、寒くて、痛い。そう、痛い、痛すぎるぞ。

とうとう、少し出掛けよう、年賀状用の家族写真も撮れてないし、と旦那からの提案。
泊まりではない。
県内のレジャー施設3つの提案があったが、相談結果、結局、市内のレジャー施設に行くことになった。

旦那と長男2人は今年の正月休みに行っていて、けっこう空いていて利用しやすく、面白かったらしいので二人は気に入っているが、長女、すなわちJKが行って楽しいかといったらちょっと疑問な場所で「高校生が行く?」なんてしぶっていた。
でも、市民としては一度は行っておいた方が、話しのネタ、対外的には良いのでは?と説得してみた。

長女の中学卒業旅行もコロナで行けず、来年に繰り越しツケになっている、でも来年は今度長男の小学校卒業が待っていて、来年ダブルで豪勢に2泊3日ぐらいの旅行、長男の入学準備費用も来る。それを踏まえて、大丈夫かな?と経済的不安もあったが、
私も一度は行って地方に住む妹家族や弟家族に感想を伝えたいと思っていたので。



久しぶりの家族4人のお出かけで、旦那は気合いが入っていた。入場料も結構なお値段な場所、前売りの方が安いからとセブンチケットを一週間前に購入してきた。
ずいぶん前に自分で買ったガイドブックを連日眺めながら、ガイドブックには載っていない新しいアトラクションなどもネットで確認し、長女でも楽しめそうな場所を調べていた旦那。
「一番楽しみにしてんのお父さんじゃん」と長女からの突っ込み。
長男と2人で行った時も、「いや~意外に楽しいわ」
と帰ってきた。2人だったのでその時は電車で行ったが、4人だと交通費より駐車場代の方がお得とのことで車で出掛けることにした。



文化の日、当日の朝から家族LINEに旦那から出発予定時間などの連絡事項が入り起こされる。
まぁ、起きる時間だったからいいけど。
長女も「了解」のスタンプ。
気合い入り過ぎだろう。
長男はもうめんどくさくなってきていて起きてからも「あーめんどくさくなってきた、人がいっぱいだったらオラ無理だから、帰るぞー」とぼやく。
私「いや、もうお父さん前売り買ってしまってるからお金もったいない。もったいないことするのキライでしょ?」となだめる。

長女の服選びで少し時間ロスしたが、開園時間直後の時間に着く。


何だろうあの歩道の人の列は?

左折のウインカーを出す旦那。お、もうこれが駐車場なんだと気づき、左側側のデカイ立体駐車場建物に入って行く。

なんかすごい車の数だか、目的地だけでなく、複合型のレジャー施設になっていて駐車場は同一のマンモス立体駐車場。迷子になるだろう、これ。


駐車場を出た所の連絡通路の真ん前が目的地だった。通路からすでにズラ~と人の列。
長男「あーもう帰ろう、あ~人多すぎる、嫌だ、うおー、あー」と悶えている。
最後尾に並ぶ。

複合施設があるが、この列はどう考えても目的地の並びだ。ひどい人数。でもチケット買ってあるから。
とりあえず並び、けっこうな動きがあり進む。
道路を横切り、公園を横切り、お店屋さんが建ち並ぶエリアに入る。グルグルうねうねした長蛇の列。


目的地は見えて来ないが、この街並みの向こうにエントランスがあるそうだ。
旦那が、この街並みの向こう側にエントランスがあってエントランス前はかなりの広さがあるため、この列はチケット買う列かもしれない、チケットある人は別かもしれないから確かめて来ると言って列から出て行った。

居なくなってからも長男はぶつぶつ言いながらも、列は動くので進む。
長女はJKらしく、スマホ片手に気にせず進む。


しばらくして長女が「お父さんからLINE、列が違うって。迎えに来るって。 あっ居た、お父さん!」



旦那が戻って「エントランスのスタッフさんに確認してきた。チケットある人はエントランスの方の列に並んで下さいって。ここじゃないわ、あっちの方、エントランス前、来て」


と言うので、皆で旦那に付いていく。
街並みを出ると急に開けて、エントランス前の広い広場!「おう!キレイ、かわいい」

でも、エントランス前にうねうね、うねうね、列がある。

長男「もうー何だよ❗️また並ぶんじゃんか~😈」


確かに。


でも、あの


あぁ、嫌な予感。






エントランス前は開けていて広いんですが、うねうね列の後ろが広場を横切り続いています。


エントランス前の列の最後尾は?


並びの最後尾を探して皆で移動。


んー、


建物の方に続いていますよ、お父さん。


まだまだ、最後尾来ないです。


街並みの方に来ましたよ。




あぁ。

言うこと素直に聞いて移動するんじゃなかった。
疑うべきだった。



さっき街並みの方で並んでいた時にもっと前の方にいて見かけた子がいました。
もう子供達も気がついてます。

私「お父さん、これさっき並んでた列だよ結局」

長女「あっ、さっき並んでたときの前の人いた」

長男「はい、終わり、帰ろう」

旦那「あぁ、そうなのか、ごめん、そうか~😰」

私「チケット払い戻しできないの?チケットに書いてない?」

チケットを手にして旦那が読む「払い戻しはできませんってある」



私「あぁ~!そうか……もうまたこの並びの最後尾に並ぶのは無理だわ、お父さん😓」


さっきまで側にいた長女が居ない。

列の人混みの横で話していたので、避けて長女はもう駐車場に向かう階段の下にいた。

長男もさっさと「帰ろう、帰るぞ」と言いながら長女の方に行く。


旦那「ごめん、ほんとにごめん、はぁ~、二万円近くのお金無駄にしちゃった。帰るしかないな」


帰ることになった。


短時間ドライブして、ただ並んだだけだった。駐車場代もかかり、二万円がパア。


帰りの車ではほぼ無言。子供達は眠ってしまう。


寒い。


家に帰って、旦那に「そんなに落ち込まんでいいよー仕方ない」と励ます。旦那はやけ酒だと昼間からビール飲んで寝てしまう。

長男は、無駄な時間を過ごした、疲れたと部屋にこもり、長女は、眠いってダラダラ居間でゴロゴロ。


家の中も冷たい風が吹き荒ぶ。


寒い。

あの時、何故素直に聞いて列を抜けてしまったのか。私だけでもしばらくそのまま居れば。何故前後の人に聞いて確認しなかったのか、悔やまれる。

せっかくの休みの日が冷たく悲しいものになってしまいました。


私は懐が寒くて寒くて、そして悲しい。


やりきれない思いで夕方
長男に「お姉ちゃんお風呂入りにいった。お母さんは家出してくるわ❗️」と言うと、
長男「え!なんで、何だよ、俺も行く、一緒に行く」とびっくりしながら靴下を履く。


息子と夜の散歩に出ました。気持ちをきりかえたいから。
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