YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

冷や汗と好運と反省

後悔先に立たず。

この間ブログで母親を超えると宣言したばかりだ。

でも、気をつけているんです、これでも。自分の限界ラインが見えなくて困る。


やっと剣道稽古再開となった7月1日

みんなに配る手拭いや参考までの手拭いマスク数 枚や、自粛中に出したクイズ正解者に稽古再開時にねと約束した景品、色々チャリにのっけてスポーツセンターへ。

センターの自転車置場で一人、ハンドルを握ったまま動けなくなった。

そのまま倒れそうになった。

ハンドルを離せない。
ラクラ……
少しでもバランスを崩すと倒れる、そんな状態で固まった。
ダメ、絶対ダメ❗️こんな所で倒れちゃダメ。
やめて。またスポーツセンターの人に救急車呼んでもらうなんて、3回目は勘弁して、絶対倒れない。

こちらサイドの自転車置場はあまり使わないので置いてある自転車も2台、幸い?だーれもいない。
中途半端な位置で自転車のハンドルを握ったまま仁王立ちして固まっているオバサン。
見つかればどう見ても変だ。

大丈夫、きっと大丈夫、ちょっとこのままいよう、深呼吸、何度も瞬きをゆっくり、少し目を閉じる、深呼吸、お願い、ちょっとだけ治って。
きっと大丈夫。
ゆっくりと目を開け少しだけ動いてみた、いける。
クルッと回って自転車置場を出で歩道へ。歩道の隅っこでチャリを持ったまま、スマホを出しラインを役員ママへ。
『ごめんなさい、やっぱり行けない、ヘトヘト疲れ果てました』
元々、私の仕事が大変な事になってるのは知ってるまママさんで、今日も無理しないで来なくても何とかなりますよ、と言ってくれていた。
ラジャーのスタンプがくる。
すぐそこに居るんだけど、バレないように、稽古場に入って行こうとしているうちのメンバーはいないかな?と目をこらす。
歩道の通行人は散歩やらランニングして通る人やら、自転車で買い物帰りのオバサンが止まってスマホしているとしか見えないだろう。
スマホ持ったまま、また頭クラクラぐるぐる。身体が斜め下に引寄せられる感じ。
ダメ、こんな所で倒れたら、通行人が寄ってきて救急車を呼ばれる。
冷や汗。
旦那に電話も無理。だって、私が出掛けるちょっと前に仕事の打ち合わせのため事務所へ車で出て行った、リビングのテーブルに携帯を置きっぱなしで。

長女を呼ぶ?
いや、風呂に入っていた。長い。電話しても気がつかない。
ヨボヨボじいさんに車で迎えに来て貰う?
嫌だ絶対。
嫌だ絶対、こんな所で倒れるなんて。倒れない、倒れないぞ絶対。このまままた少し、しばらくしたらきっと動ける。
目をまた何度もゆっくり開けたり閉じたり、よし、揺れない、行ける、自転車に股がる、ゆっくりこぐ、ゆっくり進む。
大丈夫、きっとたどり着ける。きっと。
もうすぐうちの町内。まっすぐこのままで、長男の幼なじみ、よく義父の愚痴を言い合ったママ友の家、ちょうど前に白のヴォクシー、あれ?ママ友?いかん、あと少しなのにまっすぐ進めない、斜めになってる気がする……気持ち悪い、吐きそう、このまままっすぐで助けを求めるか。
いや、運転席は男性?ご主人か。大丈夫、ここまでたどり着いた、あと少し!まっすぐ行かず家の方へ曲がる、見えた、着く、駄目!吐く!家の前でマスクの下の口はぷっくり、何も無かったように庭にチャリを停める。ヤバい、第二波がきたら溢れて玄関にキラキラ。
自転車停めた勢いのまま塀に向かいマスクを上げて隣の空き地に失礼、口の中を空にした。
申し訳ごさいません。

荷物を抱え2階に駆け上がり2階のトイレで全部吐いた。

たどり着けた。
たどり着けたのは好運だった。
フラフラと自転車で倒れて車にひかれたら?
それはすごく気をつけて車の通らない道で帰ってきたが、信号のない通りは渡ってきた。すまない。
母ちゃんはいつも間違える。自分を知らない。
ほんと分からないんだ。


会社を出る時、一瞬フラッとなった。
かなりヘロヘロだなと。長女に「ヤバいぐらい非常に疲れた、ゆっくり帰ってゆっくりやる、駅まで迎えは父ちゃんが行けるって言ってたよ」とライン。

スーパーでいつもの半ペースで買い物
剣道に出かける前にいつもはアクロバティックな夕飯作りも、焼くだけ、切ってあえるだけ、なメニューでゆっくり、運ぶのも出かける前の旦那と長男に手伝わせ。

剣道に出かける荷物を持った時、またクラ~ときた。
前にもらっためまいの頓服薬を飲む。
大丈夫だと出掛けてしまった。
何で、出掛けた。何でそこで休むと連絡しなかったと反省。

トイレで長男を呼ぶ。長男が心配そうに肩をかして私を運び、保冷剤やタオルや色々持ってくる。
風呂から出た長女も目を丸くしていた。
横になってる私に、何がいる?どうする?と甲斐甲斐しくする長男に「今はソッとしておくの、あんたがご飯食べるのがお母さんが安心するの、ご飯食べなよ」と夕飯を食べるようにすすめる長女。長女はお迎えに行った父に車で「お母さん生きてる?」って聞いたらしい。旦那が出掛ける前にそう聞いた。
どうも、私が弱音を吐く相手はやっぱり長女らしい。本当にヤバい時は自分に言うと長女も分かっているのか。心配かけたよまた。ごめん。


無事に帰ってこれて良かった。

今日、すんなり会社を休んだ。休ませてもらった。
頭が重い。首の後ろが痛い。薄い吐き気がまだ。
長女を送り出し、横になる。
心配する長男に、旦那が「お母さんをそっと寝かせてあげよう。仕事も大変だけど、ここもな」と自分と長男を指差す。
長男が「おらは最近けっこう学校行けてるし、そんなに心配させてないと思うけどなぁ」
いや、いつも心配しているよ。
旦那が「まぁ、そうだな、お父さんだよな」
はい、かなりな心労です。
心労ってこんなにも疲れさせ、しかも疲労度か分からない、知らない間に身体がガタガタになっていたと後で知る。
ベッドからの青空を写して心と身体の回復。
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