今週のお題「寿司」
刺身、食べません。というか、食べられません。でも酢飯は好き。
寿司も好きです。
刺身が食べられないのに、何を食べるか?
玉子、海老、納豆巻き、かっぱ、穴子、サラダ巻き?
ちなみに、長男は寿司はキライ、酢飯自体が苦手。
長女はこよなく海老が好き、なんなら海老だけでいい、ちょっと納豆巻もあったら最高な人。
今は寿司も回転するよね?
私の子供の頃は、回転する店はなかった。
寿司屋は座席か座敷があって、カウンターもある。
私は生まれは町っ子だから、小さな頃は商店街や、色んな店、外食する所も色々あった。
小学校低学年で田舎に引っ越し。
当時は外食するような店なんて、トラックの運ちゃんが(今時はこんな呼び方しないか)朝ごはんや昼御飯に寄って食べるような定食屋ぐらいしかなかった。
だから、外食するってなると元いた町の方まで車で2、30分かけて出かけて行っていた。
そんな頃、家の近く、といっても歩くと15分ぐらいかかるかな、だから車で行くこともあったけど、寿司屋が出来た。
しかも父の知り合いの息子さんが修行を終え、自分の店を出したのだった。
だから、よく行ったし、出前もよく頼んだ。
大将には「あっ!お姉ちゃん来た❗お姉ちゃんは儲からんでいかんわ」と言われた。
でも実際はその分、妹がイクラやウニなど高級ネタ好きなので、儲かってたかと思う。
開店当時からで、奥さんになった人も実は私は何度も他の場所で見ていて知っている。
市の施設で青少年センターみたいな所?要は、色んなスポーツができる場所。
テニスコートがあったり、体育館があったり、そこにちょっとした喫茶コーナーみたいな所があり、軽食や飲み物を提供していた。
そこのサービススタッフだった人。
スポーツ施設なので、私は何度も訪れていて軽食や飲み物も頂いたことがあり、奥さんだと紹介され「あれ?見たことある人」と思った。
奥さんの方からその施設にいて私を何度も見かけていて知っているとの事だった。
はい、毎、夏休みに市のスポーツ体験講座に出ていた気がします。卓球やバレーボール、バスケットやテニスもやったかな?
開店当時にはなかったメニューが私のために追加されていきました。
納豆もその一つ。
そのうちサラダ巻きも。
大将によると、奥さんが私用にどうかと提案してくれたメニューだそうです。
ありがたや。
でもそれが他のお客さんにも定着して行きました。
田舎の、少ない外食先、出前頼める店だったのでかなり流行って、店も大きくなって行きました。
私が街に出て劇団で頑張っている頃に、大将も子育てが終わり、自分の地元に帰ると店を閉めたと聞きました。
もう私の田舎も、テイクアウト専門のパック寿司屋か回転する寿司屋しか見かけません。
そう言えば、チャリ通勤、駅までの道のり近くに元車屋さん、けっこうな敷地の広さがあり更地になって、去年から何か建設中。
ナマコ壁、そんなデザインの建物が防音シートのすき間から見えた。
どうも、くら寿司ができるようです。
このコロナ禍で新規オープンとは!
回転寿司か~
果たして、このコロナ禍で店内は新生活様式になっているのでしょうか。
あちこちに透明の衝立て、仕切りが立ってそうですね。
なんだか、あんまり寿司食べた~い、って記事ではないのですが、実は食べたい寿司があります。でも、食べれない。もう食べれないから無性に食べたいのかも。
母のちらし寿司です。
私は酢飯が好きなので、残りの酢飯だけでも食べれます。
でも、好きな具とかのってる家庭料理のちらし寿司もいいでしょ?
母は時折ちらし寿司を作ってくれましたが、下の姉弟はあんまり好きではなかったような記憶で、だからそんなに頻繁ではなかった。
定番な具材と言えば錦糸玉子ぐらいで、その時によって少しずつ違う。
そんなにむちゃくちゃ美味しいって感じでもなかった。
でも、ある時のちらし寿司が絶妙に旨くて。
友達が、確か、ひな祭りかなにかで遊びに来ていた時、中学生ぐらいの時だったと思う。
お昼ごはんに、友達の分と一緒に、母手作りのちらし寿司を部屋に運んでくれた。
見た目もキレイ、錦糸玉子の黄色、ピンクのでんぶがほんの少し、絹さやの細切りの緑。
友達も「うわー、美味しそう~」と。
ん、確かに、母ちゃん頑張ってくれた感じ。
母は料理上手な方だけど、いつものちらし寿司はもっと田舎料理っぽく、ボテボテしている。
ところが、その日は違った。
家族に出すのとよそ様に出すのとでは違うか、やっぱり。
トッピングも上品な様子だったが、レンコンやタケノコ、椎茸の煮た具材もゴロゴロしてなく、薄く小さく切って煮てある。
そして、酢飯だけでも甘さも絶妙で、なんとも、すべて美味。
こんなに母のちらし寿司ってうまかった?とビックリ😍⤴️⤴️
友達も絶賛だった。
友達が帰ったあとで母にものすごくうまかった、ありがとう、また作ってくれと頼んだ。
その後、何度か食卓に出るも、どうも違うのだ。
私もそうだが、主婦の料理は勘、目分量だ。
あの奇跡的な味は本人にも最後まで再現出来なかった。
うっすらとした記憶だが、酢飯をしっかり冷やす時間がなく、ほんわか温かなままで出してしまったらしくそれが良かったのかも。
今頃はあの世で、照れ笑いかな。
いまだに私もあの時の、あのちらし寿司は再現出来ていない。
いつか、私にも娘絶賛のちらし寿司、できるかなぁ✨