YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

狙われたドラッグストアー

我が家のベランダからドラッグストアーの搬入口が丸見えだ。

朝の喧騒前

でも、搬入口には早朝からトラックが荷降ろし

どんどんカゴ台車の数が増えて外にもいっぱいです。


早番スタッフがカギを開けてお店の中ではオープン前の商品出しに忙しいことでしょう。


長女を送り出し、ベランダに洗濯物を干す。


やっぱり、アイツはやってきた。


狙っている黒い影


商品泥棒は空からやってくる。


時には開きっぱなしの搬入口からスタッフが、目当ての商品を探しにやって来るので、離れた所、一軒先の家の屋根から様子を伺う一羽。



少しずつ少しずつ近くの場所へ移る。


そして低空飛行でカゴ台車の一つに着地、一番上の荷物をつついて物色。薄いビニールの小袋をくちばしでつまむ、クビをかしげる


洗濯を干しながら、チラチラ『あれはマスクか何か?食べ物じゃないかな。でもこれから並べる商品がカラスが加えたやつってなんか嫌だなぁ、ここから何か投げて追い払う?いやさすがに届かないわ、大声出したら朝っぱらから御近所迷惑』等々考えながらの家事。
その日はそんなぐらいで事なきを得た。


でもアイツはやってきた。


ドラッグストアーのスタッフも狙われて荒らされているのを知っているため、荷物の上には潰した段ボールを被せている。
それはムダなのだ。
いとも簡単に被せてある段ボールをはずし、物色、長男も別の窓から観察、
すると、赤い箱、それもけっこうな大きさ、ダース入りの何かの菓子?

くわえた❗️

飛んですぐ隣の敷地、廃車置場の物置小屋の上に下ろす。重いのだろう。

長男と2人、「あー、ヤバイ持ってかれた❗️」

私:「言いに行って来るわ、様子見といて」とベランダから中に入り階下へ走る。
玄関から飛び出て、開きっぱなしの搬入口から、すみませ~んと声かけ。

出てきた同年代のスタッフに「荷物から箱ごとカラスに持ってかれた、今」

長男が窓から「もうダメだツンツンされて破れたの何かくわえて持ってった」

「もう~、最近狙われてー、ありがとうございますー」と言いながら段ボールの蓋をやり直す。

戻って洗濯干しの続き、我が家の向かいの敷地、離れた所にある車屋さんの廃車や資材置場、その倉庫にしているコンテナの上に赤い箱、破れている。

夕方、洗濯物を取り込む際にはその赤い箱は場所がずれていた。
またアイツがやってきていたのかも。

翌日には無くなっていた。



そして、今日は搬入がほとんどなく静かな日。
カゴ台車には商品もないようだが数台外にあり、畳んだ段ボールやゴミ袋がいくつか見える。まさか生ゴミは入ってないだろうなぁ、なんて心配しながら洗濯干し。


そして、ヤツはやってきた。


何なら長男のオモチャのライフルでBB弾でも撃って威嚇してやりたいところだ。ベランダのスナイパーになるか、いや恥ずかしい。

いつものようにカゴ台車の上に乗り、辺りを見回し、ゴミの台車のあたりで降りて姿がこちらからは見えず。

バサバサ、パリパリ

何かをあさっている。

くわえて出てきた。

重い、いなり寿司のパックごと。

搬入用駐車スペースのど真ん中に置く。

ん?私の右目の端に動く物あり。

廃車置場からソロソロソロとカラスの動向をうかがう野良猫一匹。


おいおい、今度はネコかよ!


パリパリっとパックを破いて、いなり寿司一個くわえて飛び立つカラス、米粒がパラパラと駐車スペースアスファルトにこぼれ落ちる。


チュンチュン、と一斉に数羽の雀、目の前の電線から降り立つ。


おっとー、こっちもにもハンターいたー!


米粒拾った雀が退散すると、おっいよいよネコの出番?
いや、チャリでパートさん出勤、ど真ん中に置き去りのいなり寿司パックをタメ息まじりで拾って搬入口から入って行く。

ネコは隣の敷地から動かず覗いてその場に待機。


静かになった搬入口


ソロソロと入って行く野良猫

カラス同様ゴミ袋をあさるのか、と思いきや、素通り。

何食わぬ顔で、そのまま搬入口から入って行く。

おいおい、これは初潜入じゃないな、コヤツ。

うまいものは中の方にあると分かっているのか……


大量の洗濯物を干し終えてもネコは出て来ません。


大丈夫かな、と心配しながらも他の家事をこなす朝。

ふと窓から見ると、スタッフさんが店から来るのを感じたのか、すごいスピードでネコが飛び出て、スッと建物脇通路へ入って逃げる。
スタッフさんは全く気が付いてないようです。

何を物色していたのやら、あの野良猫。

んー、ネコアレルギーの私としては、店頭に並ぶ商品ではないことを祈るばかりだ。


三つ巴のハンターを目撃したスナイパーにはなれないオバサンの話、でした。

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