母同様、長男の小学校卒業式参加が五年生で不登校が始まった当初の目標だった担任。
スクールカウンセラーさんとの日、終了の時間目掛けて迎えに行くと、玄関で担任先生が「あ、もうすぐ来ると思いまーす」と出迎えてくださった。
ちょうどよい、と報告。
「先生、卒業式大丈夫だと思います」
先日、卒業式で着るスーツを店に見に行き、ジャケット羽織ってみた。長女と「ちょっとお高いな、ネットの方が安いな」と相談し、結局、ネットのお安いのでブラックスーツを購入。試着して、ズボンの丈だけ少し直す程度。
なんて、駆け足で説明。
「よし!これでひとつ!」
カウンセラーさんと長男が玄関にやってくるのを見ながら、そう呟いて、下の方で小さなガッツポーズ。
心配して頂き、ありがとうございます。
うちの子だけでなく、このコロナ禍で、自分の生徒を無事卒業させるまで、心配事は尽きないでしょう。
その中でちょっとひとつ小さな荷物下ろした感じ?
あと、少しですね、先生。
うちの長男がちゃんと卒業式に出れたら、二人で泣きそうですね。
私はまだまだ、中学で新たな戦いが待っています。
先生も、また新しい生徒を迎え、新たな戦いが待ち受けているでしょうが、お互い、この約二年でいっぱい勉強になりました。
やきもき、落胆、苦労しました。その中で、先日の小さなガッツポーズ。
元気をもらいました。
まだまだ私も戦えます。
さて、検査の件。
残念ながら、中学入学前に間に合わないことが分かりました。本日、私だけクリニックに。
「来月末が最短みたいです、さっき確認したら」と担当先生。
え~❗️❗️
しかも、検査2時間を要するって。
そして書字障害となると書くテストもした方が良いので、それはまた別日になると。そっちは1時間ぐらいらしい。
すごい先で、しかも2日予約入れなければならない。
先生が予約を入れるのではなく、帰りに受付にて予約を取って行ってください、とのこと。
受付で、さらに来月はもうないと判明。
最短で4月1日、平日木曜日午前しか枠がないそうだ。春休み中だからいいが、次の書くテストはもう中学入学後。学校行けてるか分かりませんが、休まなくては受けられない。
仕方なく、予約してきた。
キャンセルが出ればもう少し早まるかも、なところだそう。
なんと、そんなことなのか。
楽観していた。まだ2ヶ月入学まであるから、と。
2時間。知らない男性先生と……あいつは耐えられるだろうか。クイズ形式な感じの検査らしい。
女性先生が良い場合は、もっと先になります、と言われてしまった。
今度は、「検査間に合いません」と先生に報告しなきゃ。
また心配事を増やしてしまったかな。
中学への申し送りには書けないですね。
検査予定、としか書けないですね。
仕方無し。
のんびり行こう、息子よ。
来週、校外学習。行くと決めたけど、踏ん張れなくても大丈夫だぞ。行こうかな、と気持ちを動かしただけで、すごい進歩だ。
新たな人間関係を構築できないっと言ったから、母は言った。
「じゃあ、今ある関係を再構築しなよ。お友達とぷっつり切れてるわけじゃない、給食登校で会って話ししてるし、気の合う子だっているじゃん、再構築の方が楽でしょ」
そこから、何かの思いがあった。
きっと大丈夫。
あんなにみんなに好かれてたじゃないか、あんた。毎日のように、遊びに誘われて。
きっと、あっちもこっちも断れないで、疲れちゃったんだろうけど。
もう、回りも、あんたは心も身体もすぐ疲れやすい、ってみんな分かってくれてるよ。
ゆっくりね、ゆっくり進もう息子よ。