ベランダから朝日を撮ってみた。
実際はもっとキレイだが私のスマホでは残念だが限界だ。
前回の “寒くて痛い“ 出来事から、「そんなに落ち込んでないよ」と言って昼間のやけ酒ビールで寝てしまった旦那。
その後、闇落ちし、起きれなくなった。
落ち込んでないって言ったやんか~‼️
部屋からはトイレにしか出て来ず、夜、養成所講師の仕事にも出掛けていかなかった。次の日のイベントの練習にも行けなかった。自習にしてもらったか、代役をお願いしたか。
夜中に夕飯の残りが少し食べてあったのでホッとしたが、昨夜は、無言でどす黒い、暗い顔で家族を避けるように夜勤バイトに出掛けて行った。
鬱気味な時も、まだ夜勤バイトは黙々と作業なのでさほどしんどくはない、って以前は言っていた。
部屋から出るのも辛いんだろうが、稼がなければと危機感をもっているだろう。
しかし、昼間、開かないリビング添いの部屋の扉。
不登校長男、週一回の夕方、スクールカウンセラーさんと過ごす日。
私が仕事から急ぎ帰宅すると、リビングでテレビを観ながら、ゴロゴロ、おやつに柿ピーをポリポリしている長男。
一息ついて、「おっしゃ、さてそろそろ○○先生んとこ行こうか」と声かける。
「んー、ちょっとトイレ」
大きい方らしく、長い。
もうカウンセラーの先生は道を挟んだ隣の中学校から小学校に着いているだろう。
「ふぅ」と言ってトイレから出て来て出掛ける準備ではなく、ソファーにゴロン❗️
「ちょっと行けない今日」
「お腹調子悪いの?」
「いや、んー、何だか分からんけど行けない」
「なんかわんからんけどー?だるいの?」
「いや」
「めんどくさいだけ?」
「いや、わからない」
「体調不良って訳でもなく、先生が嫌なわけでもなく、なんか分からんけど、行く気になれない?気が重い感じ?」
「うん」
どうにも行ける気配がしない。
「じゃあ、お母さんが代わりに今日は話してくるから、担任先生もまた帰りに渡したいものや、話したいこと色々あるだろうから、明日の給食登校は頑張って来ます、って言っとくよ、いい?」
「いいよー」
私は何となく、分かっていた。彼の心が重くなっている理由。
日中、私は仕事で出ているが、不登校長男はずっと家。
リビングのテレビでゲームや動画を観ていても、お昼のお弁当をテーブルで一人食べていても、洗面やトイレに行く時も、中は暗い闇でいっぱいの開かないドアは目に入る。
先日、自分が言った言葉や態度に、父親が傷付き、暗い闇に落ちているのかもしれないと、彼は少なからず思っているのだろう。いや、自分とは関係ないところで、父親が部屋に籠って出てこない時でさえ、敏感に感じとって自身に影響しているであろうこと、彼も分かっていない。
「何か分からないけど」と言う時は、周り、特に家族(ほぼほぼ父か姉)が調子悪かったり、気分が⤵️となっていることが多い。
自分のせいでなくても、自分のせいかも、と感じてしまうのが長男。
代わりに私がカウンセラーの先生と久しぶりにじっくり話してきた。
父の影響が今日は出ているのかも、というのは長いお付き合いの先生にはよく分かって頂き、先生自身はこのカウンセリングの時間も飽きてきているのかもとのことだった。
コロナの前は空いている体育館を借りてバスケやマット運動など身体を動かしたり、空いてなくても、いつも使っている会議室で紙のボールでキャッチボールしたりなどして楽しんでいたが、今はコロナのせいで、会議室で話すかトランプやボードゲームするだけの制約がある。
「コロナの前みたいに身体を動かしながらコミュニケーション取れると気持ちも変わっていいんですけどね~」と、この状況下でのやりずらさを嘆かれていた。
その後、仕事から帰った旦那から
「今回は短い闇トンネルだった、なんとか抜け出せた」
と、まだ吃り混じりではあったが対面で言葉が出た。
ドアは開いた。
今回は丸2日程の闇落ちで済んだようです。
長男も旦那も、牛歩で前に進んでいます。
母は闇の中でも手探りで生活する術を修行中。
自ら灯をともすのは難しい。
苦手だ。
できるなら、闇の中に『ポッ』っと優しい灯りを放つような存在になりたい。
なれたらいいな。
ハハハ、苦手だなぁ。
ごめんよ~
でも、母は必ず夜明けが来ると知っているから、闇を斬って斬って斬りまくるさ。