昨日、旦那が私に普通に話している夢を見た。
内容は忘れてしまったが、特別なことではなく、ごくごく普通の日常会話。
もうずっとそんな会話を現実世界ではしていない。
うつ病旦那は、仕事には行っているし、仕事上の電話を部屋でしている時はごく普通の会話をしている声が聞こえる。
毎日、薬を飲んでいるようだが家族に対しての会話はない。
隠れるように部屋から出て出かけて行って、帰って来たと思ったら隠れるように部屋へと逃げる。
見かけて、おはよう、おかえり、と声かけても無言で「うん、うん」と目を見ず顔を背けて、うなずくだけだ。
そんな状態が長く、もう疲れたので、最近はどうしても聞いておきたい事だけの最低限の質問を投げかけるだけになった。
リビングのカレンダーに仕事や学校行事など家族の予定を書き込むようにしていたが、旦那は書き込むこともなくなり、予定が分からない。
なので夕飯は毎日一階の台所に残して置いておくようにしたが、食べてなく朝そのままになっていることもありラップして冷蔵庫にしまう。
一番困るのが、車を使いたいのに気がつくと庭にないことがあるので最近話しかけるのは「土曜日車使いたいけど大丈夫?」 うん、うんとうなずく。
こんな感じ。
まともな会話はしない、できない。
年度が変わってから、子供たちにも私にも様々な状況変化があり、報告したいことや相談したいこともあるのだけど、すべてワンオペ。
不登校長男の状況変化によっての不安定な様子も日々、私と本人との二人三脚だ。
在籍中学校に、GW空けに開設した『ひだまりルーム』に先日私と訪問。
学校の中に、事情で教室に入れない子のための居場所ができた。
一年生の時の前担任が担当の時間帯に行ってきた。
そこに所属は今の所、うちの長男含めて5人。
受験生となる三年生が3人と一年生が1人、二年生はうちの子だけ。
すでにロッカーに名前も付いていた。
ソファーやラグにミニテーブルのスペース、囲いのある勉強用のデスク、窓際に長テーブルも置いてあって、学校の隅の垣根の植木を見ながらの勉強や読書など自由に使うスペース。
前担任:「まだまだ予算がないからこんなんだけど、また予算が出たら、Kちゃんがあったらいいなぁ~って言ってたバランスボールを買おうと思ってる。身体動かしたいんだもんねー」
そんな話を聞きながら長男はソファースペースの床のラグの毛並みを撫でて揃えていた。
一見だけで一緒に帰るか、まだ少し居て、一人で帰ってくるか聞くと、一人で帰るとの事だったので私はそのまま仕事に行った。
教室棟とは運動会を挟んで反対側にあり正門から入ればすぐの2階に格技場のある建物の一階隅の部屋にその場所はある。
所属は5人だけど来る曜日や時間が違うから、他の子と会わないことがほとんど。
この間は長男の他に誰も来なくて、前担任と2階の格技場で卓球をしてきたらしい。
そして、何故か一昨日、前夜に「あーなんか知らんけどイライラする、落ち着かないし、オラ明日学校行かねー」と言った翌日、スクールカウンセラーさんとの面談日は朝起きず、ほんとに学校に行かなかった。
そして夜は声かけしても下りて来ず、「食べないならラップして冷蔵庫、食べるんなら食べて自分で皿とか洗いなさいよ❗️」とドアを開けて言う。
1時間ほどしても夕飯を食べに部屋から下りて来ず、冷めきった長男の分だけ残して片付け、風呂に入って出てきてもそのまま。
ぶち切れた❗️
長女が入れかわりで風呂に行ったのを見て、長男の部屋にノックして入り、ずっと観ている携帯を取り上げ、「いい加減にしてー、もう携帯は没頭、ご飯食べないなら片付けなよ、風呂入るの?入らないの?
ご飯ためのお金、どんだけかかってると思うの!そのためのお金、お母さん必死に働いて稼いで来てるんだよ❗️泣きそうになりながら❗️
お母さんはどうすればいいの?ほかっとけばいいの?どうしてあげればいいの」
長男はベッドの布団の中で大泣きしながら何も答えられない状態。
しばらく泣いている長男の横で答えを待っていたが、もう長女も風呂から出て、寝る準備の時間。
まだまだ布団の中で長男は泣いていたが、
「もうハンバーグはラップして冷蔵庫に片付けるから、このままもう寝なさい」と部屋の電気を消しドア閉めた。
長男の携帯はリビングで充電器に差した。
早朝、目を覚ましたら私の布団のすぐ横にメモにびっしり書いた長男の手書きメッセージ4枚、キレイに並べられていた。
泣き止んでから夜中に自分の思いや不安を一生懸命書いてくれたらしい。
書字障害の息子からの手紙。
自分の障害についてと、さらに自分はADHDではないかと最近自ら言い出していて、その不安と日々戦っているようだ。さらにパニック障害についても調べていたらしい。
ごめんよ、母ちゃんだってあんたの苦しみ不安は分かってるよ、ありがとう、そして身体だけは大事に、ご飯は食べよう。
そんな、状況の中で、姑は自分の実家の話をわざわざ夕飯づくりでバタバタしている私に話しかける。
実家の後継ぎである姑の兄が亡くなってから、その娘二人の実家の土地建物や遺産、足の悪い母親の事などの対立があるらしく、実家で母親と住んでいる長年ニート長女の病気のことなど細かく話そうとするので、途中で止めた「そんな話、私じゃなくて○君(旦那)に話してください」
姑からしたら、私は私の実家のことで大変なの
、すごく大変なことになってるでしょ、だからこの家のことは何もできなくなるかもしれないから、って意味で話そうとしたのだろうが、細かく話す必要ないじゃん、「ちょっと今、実家の方がいろいろ大変で、やれないことが出てくるかもしれないから申し訳ないけどよろしくね」
ぐらいで十分だよね?
私はここに嫁に来て、爺さんの実家のことならともかく、あなたの実家のトラブルまで知らんよ!そんなこと聞かせてどうしろって。
これ以上私に何をしろって。
子供2人のこと、この家の食費もろもろを支えるための私の仕事は経営者が変わって大変なんだ!
大人たちは大人何だから自分で何とかしてよ、私は知らんよ。
そう叫びたいのを飲み込んで、黙々と六人分の晩ごはん作りをした。
高3長女の進学、すでに奨学金申請の予約期限がくるので、それだけは、資料を旦那の机に置き、LINEで長文。
秋に必要となるだろう資金は何とかなるが次年度分は全くどうしようもならないので、親が返していく、国の教育ローンを申し込むことにした。
長女自身が返済していく奨学金は、長女がバイトするからとの返事で、申し込まないことにした。
お金のこともあるが進学先のことや何やらは、私と長女自身で相談しながら、またオープンキャンパスに参加したり見学に行ったりと、二人で進めていくしかない。
子供たちのそんな状況も、姑の状況も、旦那はほとんど知らない。
最近、その姑の実家、歩いて7、8分ぐらいの近所、そこの私より一つ年上のニート長女が、夜毎日のようにやって来て、姑たちの部屋へ上がり相談なのか愚痴を話に来ている。
部屋のドアを閉めて欲しい。
遺産がどうのと言う話しが2階リビングに筒抜け、時折、爺さんの大きな声が気にさわる。
風呂のために一階に行くのが、真ん前を通るわけではないが他人がすぐそこにいることで、気楽ではない。
大変な母を想ってか、「きまぐれー」と土曜日出勤の母の弁当を休日なのに早く起きて長女が手作り。
書字障害だって書けない訳じゃないんだぞ、間違いだらけでほとんど平仮名だけど、頑張って書いた母への長男のメッセージ。
宝物をもらった母は今日も何とか生きて行く。