YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

世の悲しみに、母の中身2割戻らず

ずっと魂が抜けたまま、ブログを書く気力もなかった。我が家のHSC不登校長男のやる気ない日常、長女の悩みと元気のなさ、鬱病発症地方俳優の旦那、残りの人生消化試合中のダラダラ舅、認知症気味?覚えない忘れるKY姑……問題山積み心配事多々の母である『私』の魂が何処かへ抜け、戻って来ない状態を、ひとつ前に書いた。

ブログ書くって体力気力要りますね。

中身はいつもの自分じゃないまま、外側の私は家族にも同僚にも気づかれず普段と変わらないままでいた。



母とは


私もだが、ほとんどの母は、女優なんだと思う。


そう言えば、昔、演劇の世界にいた頃、思いが溢れ自宅で声を出して大泣きしてた、そこに突然劇団仲間からの電話、緊急かと思い、出て何もなかったように会話した、笑い声も交えて。普段通りに。でも電話口の私の顔は涙でびしょびしょだった。
中身は大泣きしてても外側の私は普段通りのセリフを吐く、振る舞える。

そんな私が母になり、家族に心配かけないように、さらに嘘が上手になった。


自分が自分じゃないと思いながら、また俳優の突然の死。
母で、妻で、演じる事が仕事の彼女の死に泣いた。
泣いていることはやはり家族も同僚も誰も知らない。
仕事や家事をいつも通りにこなしながら、中身の私は泣いていた。ずっと。乳飲み子と思春期の子供を残して逝ってしまったことが何よりもショックだった。
ご主人はきっとずっとご自分を責めていらっしゃるだろう。親友や身近な方も何故気づけなかったのかとずっと自分を責めて過ごしているのではとと思う。
立ち直れる日が来るのか、それを思い、心で泣いて、祈るばかりだ。


台本を読む。背後にあるテーマを模索する。あるいは、背景にあるものの勉強をする。セリフを覚える。演技プランを立てる。
本番に向かうまでの行程や順番、かける時間などは人様々だろう。でも孤独な作業だ。
ある時は、無理をして役になりきり、ある時は自分に役を引き寄せる。
そして、ある時は容易に役が自分に降臨する。

苦労を重ね、時には自分と世間の評価のギャップに悩む。

どんどん、どんどん、芝居=嘘が上手くなる。


毎日が忙しく、次から次へと日々のノルマをやっとの思いでこなして来て考えている暇なく必死に生きてきたとしたら?
このコロナで時間の余裕が出来た。
私も自粛期間で在宅、コロナ対応シフトで出勤半分……剣道稽古も自粛期間が長かった。

考える余裕が出来た。

もちろん、やりたいことは山ほどあるが、急ぎではない。今、やらなくてもいい。
時間があって色々考える。

これ、却って良くないんだと思う。




長女は体育大会、リレーで一人抜いてバトンを渡した。6チームに分かれて対戦。彼女のクラスは黄色チーム。各競技、順位によってポイント加算。
一年生、長女のクラス、黄色チーム優勝🏆️
ハンデもなく、女子だけのクラスで優勝した。
二年生優勝も黄色チーム。
三年生優勝も黄色チーム。
したがって、総合優勝は黄色チーム。
総なめだった。
優勝と分かり、担任は近所のコンビニへ走って、クラス全員分のアイス差し入れを買って来てくれたと笑顔で話してくれた。
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少しずつ自分を取り戻している母ですが、今年続く悲劇、どうかもう終わりであれと祈る。
悲劇は突然に残された者。
少しずつ、少しずつ、前を向いて生きて。
這いつくばっててもいい、今日も1日、明日も1日、その1日がやがてあなたの人生の軌跡。
誰かの人生の軌跡は、次の誰かのための道しるべ。



去年、不登校長男は死を口にすることがあった。
生きててくれている。
明日は、ずっと行きたいって言ってた修学旅行。
怖くて、不安がひしひし伝わる。
ここで勇気を出さないと、また自分で卑下して大変なことになるね。勇気をだそう、息子よ。
きっと大丈夫、バスに乗れる。いや、母はあんたをバスに乗せる❗️
乗れなかったら、二人で新幹線でみんなを追いかけるよ❗️奈良と京都へ絶対行かなきゃ。

一緒に、

勇気をふりしぼり、

一歩前へ。