YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

遥か昔の洪水経験と小五以下な会社の対応(思ったとおり)

連日、テレビやネットでも各地の洪水被害を目にする。
こちらは、たいした被害もなく、台風は過ぎ去りました。被害に遇われた方々に陰ながら微力のエール。


まだ、私が乳児、幼児の頃、住んでいた辺りはよく堤防が切れて洪水。初めての洪水の時は、自分自身の記憶はなく、母からよく聞かされた話。
あっと言う間に水が流れ込み、畳の真ん中に寝かされていた赤ん坊の私は、畳ごとフワーッと浮き上がったそうです。当時高価だった冷蔵庫を祖父が一人で持ち上げ、2階に上げたそうですが、後で戻す時に大人4人でも大変だったらしく、どうやって一人で上げたんだ?と皆に。火事場のバカ力ならぬ、水場のバカ力。人間て、いざというときは、信じられない力が出るのは本当ですね。

その後、三歳頃の洪水経験は、片隅に断片的な記憶があります。堤防が切れた事を知らせる「カン、カン、カン」と鳴る鐘の音。
祖父の家の納屋の2階に行くハシゴを急かされて上る自分。母の早く早くの言葉にも、『そんなに焦らなくても大丈夫、慣れてるし』と思っていた。納屋の上から、濁流に流れてくる西瓜や豚、色んな物が流れてくるなぁって、怖がることなく、むしろ楽しんで見ていた記憶が残っています。

きっと、大人達は、必死の思いと落胆、悲しみにくれていたんだろうと想像しますが。母が言っていたには、私は三回、洪水の経験があるらしい。

あまりによく切れた堤防、祖父達とは別で私達だけ街の方に一旦引っ越し、借家を転々としていました。数年後、確か、かなり堤防の整備がされ、洪水に見舞われる事はなくなりましたが、また田舎に戻る際、父が建てた家は、祖父達の家からは鍋がほんのちょっと冷めちゃうかなって距離、高台の土地にあり、水の被害に会うことは全く心配ありませんでした。

あの家を建てる前、雑木林だった祖父の所有地を父に連れられ見に行った記憶、祖父と父が、あーだこーだと相談していた。多分、祖父達の下の土地は洪水が心配、ここなら、子育ても安心だろうからということだったのだろう。

この度の、台風被害地域のテレビインタビューで、子供たちが寝言で、「水が来る❗️」と言っていた、引っ越しも考えてます、と涙を浮かべて答えていたお父さんがいた。
確かに、私もかなり大きくなるまで、水が来て流される夢を繰り返し見ていた気がする。ただ、恐怖感はなかった。あまりに小さかったからか。でも、父や母、また祖父母は、私の乗った畳が浮き上がった時の恐怖、子供を失うかもしれない怖さを抱かずにはいられなかっただろう。

今更ながら、亡き祖父母、亡き父母、感謝します。


ところで、土曜日、会社はいつも通りだったそうです。土曜日はスタッフの半分が出社で午後4時までの営業ですが、私は出勤ではなく、金曜日も私は定休なので、今日、皆から話しを聞きました。

木曜日の時点でフロアーの責任者の課長の子(子と言っては失礼かもしれませんが、年下後輩で隣の席、担当業務も同じなので助け合いながら、というか、私は相談役みたいになってます)が、土曜日出勤者の通勤手段を確認して回り対策を考えてました。
金曜日に、次々と交通機関や会社単位の台風対策が発表される状況の中、課長の子は右往左往してるかもしれないが、会社側、つまりは社長判断が出るのか、って事、多分、あやつは何も動かないんだろうなぁって思いつつ、これだけニュースになっているから、今度ばかりは何か………等々、息子に漏らしてました。
不登校小五長男の発言「はあ?会社休みにするだろ普通、夢の国も休みってなったし」
「休みにしなくても、みんなは出て来なくていいよ、自分だけ出て来て、すみません、台風なんで、ってお客さんに謝る、おらが社長だったら」

母:「それはないな、絶対、せめて今日の時点で、土曜日出勤の人はタクシー代か出しますからタクシーで来てください、とか帰れなくなったら宿泊費出しますから、とかの発言ないかな、ないだろうな
でも、帰れないの困るよな、お母さんみたいに子供いるパートさんも出勤予定日だし」
長男:「は?子供心配するだろ、おらがすごい心配になるから、お前は絶対に行くなよ❗️」
母:「お母さん、出勤じゃないもん、大丈夫」
長男:「休みにしろよ、社長、するだろ」


金曜日、何にも発言なく、対策なく、課長の子がJR利用で出勤できそうにないスタッフを外すなどして、土曜日普通に出勤、営業だったそう。
土曜、朝の内に社長がフロアーに下りてきて「5時頃からひどくなるようなんで、4時で営業終了したら、皆さんすみやかに帰って下さい」と言って、自分は帰宅したらしい。
「せめて様子見に4時頃また顔出すかなぁ、って思ってたけど、それっきりだったね、さすがだね」
と土曜日出勤だった古株同僚の言葉。
長男も心配していた、子供いるパート同僚は、朝、ご主人と、会社に行く行かないで喧嘩になったそうです。「何でこんな中会社行く❗️死ぬかもしれんとか言われてるなか行かんでいいわ」「行きたくないけど、皆、出勤の人は来るんだから私だけ行かないわけにいかないじゃん」

今回の事でそのパートさん、社長の事はずっと『好きじゃない』から『大っ嫌い』になったそう。
いや、もうずっと前からスタッフ一同『大っ嫌い』ですよ、2代目ボンボン社長。
さらに、そこに『理解不能』が含まれてましたが、今回『小五以下』が新たに追加されました。


本当にこのあたりは少し台風の方向がズレ大事にならならず、幸い行き帰り誰も何もなかったけど、万が一、誰かに何かあったらどうしてたんだ。
平和な月夜に、怒れる心を静めて。
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