今週のお題「私のまわりのすごい人」
昨日午後、仕事中に社長が「明日、仕事休みになりました〜みんな〜、台風がおさまりそうにないってー」
障害者就労支援事業所グループオーナーからの各所への連絡を受けての発声らしかった。
皆作業しながら、えーーっ、わ~~、などの反応、何だ?何なに?の反応の二人、難聴の女性と聴覚障害の男の子、スタッフそれぞれにマスクを外してゆっくり大きく「明日、台風の影響で、仕事、お休み、オッケー?」ジェスチャーも付け加えながら説明する。
こちらは、暴風警官発令も幸い台風の被害もほとんどなく、学校も午前中は休校でした。
平日に思わぬお休みになった私。
1ヶ月?2カ月?前ぐらいに入った若い男性スタッフが来なくなり連日ヘロヘロ、月曜日からもう限界体力で火曜も半端ない汗だく状態で仕事をこなしていた私にとっては、神様からのプレゼントのような、命の洗濯日になり、この記事を書いております。台風の被害にあった方には大変申し訳ございませんが。
朝7時の時点でも警報が出ていたため、午前中休校、長男は登校予定がなくなったため、奨学金予約申請のための書類準備やネットにて予約申込の入力が完了しました。申込が遅くなると、その分、来年、奨学金が下りるまで時間がかかると聞いていたので、本当は5月中に完了したかったのですが、いつものように、旦那、父親からのある事項への回答がなかなか来ず、後回しになっていました。
ネットへの入力が途中中断になると、うまく申請出来ていない状況になることがあるとあったので、息子と確認しながらゆっくり落ち着いてできる日、となると、私の休日に限るから、土曜日出勤もあるし、出勤がない日は大体、息子の医者やら歯医者やら予定があり、申請が進んでなかった。
ようやく、旦那から回答のLINEが来て、その答えにも「マジか!」と思いつつ、息子自身がその数字を申請に入力しなければならないため、申し訳ない気持ちいっぱいのまま、今月を迎え、今週の土曜日は、本命の大学のオープンキャンパスに朝から出かける予定があるので、奨学金予約申請は次の週末になってしまうかな〜っと思っておりました。
ところが、今日、私も息子も落ち着いて入力できる環境にあり、無事、予約申請が完了しました。
一つClear。
旦那もある意味、「すごい人」ではあるが、私がたびたび本人に「あんた、すごいね〜!」っと言ってる人、我が家の長男のことを書こうと思います。
息子は、HSP気質、ADHD寄り強迫症傾向のディスクラシア(読み書き障害)、本人曰く『ギリ健』。
その影響もあったかと思いますが、小学校高学年、5年生から中学卒業まで、いわゆる不登校児でした。
仲良しの友達もいっぱいいるし、私がこのブログを始めた頃にはまだ楽しそうに小学校に通っていました。
でも、しばらくしてちょっとずつ様子がおかしくなり、5年生になると春雨登校、隣の中学のスクールカウンセラーさんにお世話になり、その先生の勧めで、完全不登校に。身体に症状が出て来てしまっているから、学校に来なくていいよ、っと。
その後の状況や母子の戦いはブログを遡ってもらうとよく分かってもらえるかと。
不登校になってすぐの頃には「死」を口にしていた子が、ここまでたどり着きました。
スクールカウンセラーさんの気付きにより、ディスクラシアだと判明した時は、本人もかなりショックがあっただろうし、今も苦しんで、これからも苦しむでしょう。
そんな息子のすごい所
経済的な分別を持ち、思慮深く考えた上でやっぱり欲しいと思ったものを手に入れるために労力と時間を惜しまない。傍から見て無理だろうと思う物も諦めず、継続すること、執念と言ってもいい。
あの速攻転売ヤーの餌食となって販売と同時に転売品が多数掲載されていた『赤いガンダム』のガンプラの時も毎日毎日数ヶ月間、真っ暗に日焼けし探し回って、けっして転売ヤーに屈することなく、とうとう定価で手に入れて帰ってきた時もすごいヤツだと思いましたが、今回はこれです。

先月頭頃、5月末以降に値上げのニュースを見て、自分が会員になっている家電量販店に並ぶ品の値段が自分の貯めたお金で買える範囲だったそうで悩んでいたらしい。学校帰りにすぐに寄れガンプラも置いてあるのでしょっちゅう一人で、もしくは同じプラモデル趣味のお友達と行く場所です。
買えるけど、ほぼ全額で手持ちのお金が無くなってしまうから、こんな贅沢ダメだ、でも6月から値上げになる、その前に買った方がいいんじゃないか、もう初期のスイッチはあちこち壊れてきていていつこれまでのデータまでなくなってしまってもおかしくない状態だしどうしよう…
こんなふうに。
そう、初期のスイッチ、ボロボロなのにまだ2人の子供達のストレス解消やお友達との通信ツールとしてまだ役立っている。
不登校児になった頃もコイツがあったから生きて来れた、みたいな、そして少し生きる力が出て来た頃、通信ゲームで小学校のお友達と繋がりを持つことができるようになり、そしてちょっとずつ別教室だけど、学校に足を踏み入れるようになった息子のスーパーお助けグッズでもある。それが死にかけている。何年もった?長女もよく使ったし、ほんとよくここまでもったなーと感心するほどだ。
そして、考えに考えて息子は言った「やっぱりどうしてもスイッチ2欲しい、値上げされる前に買いたい」
長女が「お姉ぇも使うから半分出すよ」
息子の目がキラキラ「えーー!ほんとー?半分?いいのー!?明日すぐ買いに行く」
でも、万単位のお金を財布に持ち歩いたことのない息子は「どうしようこんな大金、ヤバい緊張がもう、どうしよう狙われたら、むちゃくちゃドキドキする」
長女と私は爆笑した。
ちょうどではなく、お釣りが出るように六万円を自分の財布に入れて、面白いように挙動不審な少年が家中にいました。
財布を学校に行く際のいつものリュックに入れる動作が、もうおかしい。
「そんな挙動不審な高校生の方がヤバいだろ!それくらいのお金財布に入れてる人普通に沢山いるから、大丈夫だってー」
「いや、普通じゃないだろ、こんな大金!」と息子。
「そうだよ、お姉ちゃんだって、自分で学費払うようになってからなんて、普通に財布にそれくらいの入れて学校行くってー」と長女。
でも、学校行くついでに寄ったいつもの量販店、前日には並んでいた品が一つも無くなっており、入荷未定となっていました。そしてまたあちこちに定価外の物がいっぱい掲載されていました。あっと言う間に転売ヤーの餌食です。
でも、彼は今回も屈しません。
毎日毎日、ドキドキしながら、大金の入った財布をリュックに入れ、授業前に店に寄り、帰りにも店に寄り、休みの日にはさらに他の店にも探しに行き、時には数件チャリでハシゴする日々が続きました。
もう、5月末に近づき、値上げ前の値段の物は諦めた方がいいんどろうな〜と思ってた夕方。
いつものように18時頃の夕飯準備を終えて「ご飯だよー」っと言ったか言わないかぐらい時。
バタバタバターっと、すごい勢いで階段を下りて、
「出かけてくるー」
とだけ叫んで、すごい勢いで玄関から出て行き、チャリを出す音がしました。
リビングで夕飯を食べようとしていた長女と私。
「なんだ?」
「あの勢いはスイッチか?」
「でも今日も学校のついでに寄ってきて、無かったはずだけど」
「何か他に言ってた?」
「いや、なんも」
2人で先に夕飯を食べる。
携帯を見て「なんも連絡ないね」
……… ……
「こんだけ経って帰って来ないし連絡して来ないのやっぱりスイッチじゃない?」
「今日夕方に三者面談があったお友達からの情報があって飛び出して行ったとか?」
「あー、ありうる」
「心配なのはさー、慌ててチャリで事故らないかなんだよねー」
「それなー」
そんな会話で娘と母の夕飯がそろそろ終わり、という頃。出かけて行って1時間ほどした頃、外でガチャンとチャリの音、バタバタと玄関から入り階段を駆け上がる音、すぐに現れた息子の手にはこの袋。
息を切らし汗だくだけど、晴れ晴れとした誇らしげな顔の息子がいました。
推察通り、友達が学校からついでに寄った例の店で店頭に出ていた情報をすぐにLINEしてくれ、部屋から飛び出して出かけて行ったのでした。
事故らず、無事に帰って来て、そして、うまくおすすめされて、俺もやってみたかったから一緒に買って来てしまった、と袋から出したゲームソフト。
お姉ちゃんがやってみたいとずっと口にしていた『友コレ』。
長女も歓喜!
そう、彼は超お姉ちゃん想いのすごい人、シスコン野郎でもあるんです。
私にはさっぱり分からないゲーム配線やデータ移行などは長女の采配により無事完了。
お姉ちゃんもまた私にとってはすごい人だったわ。
壊れかけのゲーム環境は親の手助けは一切なく、子供達だけで一新。

「持つべきものは友やな〜、明日登校して来ると思うから、会ったらお礼言わなきゃ」
感謝も忘れません。
そうね、息子のためにちょっと寄って確認してくれたのはほんと有難いことだった。
毎日、学校の勉強、レポート提出も励む中、ゲームも楽しんでいます。
彼は一旦離れてしまった私が観る専の『Apex』にも復帰、時々やってくれ、キレイな画像でのプレーに息子も私も満足。私も楽しめています。
もちろん、お姉ちゃんも。
母にとって、子供をすごい人だと言えるって幸せなことよね。