今週のお題「自分の好きなところ発表会」
母親に小さい頃からいつも言われていた『あんたはホントに器用貧乏』
これって褒め言葉ではないんだろうけど、母親は褒めているつもりだったのかと思うし、私も悪い気はしなかった。
スポーツをはじめ、何でも器用にこなす。
でも、決してどれも極めることなく、一番にはなれない。
舞台をやってた頃だってそう。主役を張るような立ち位置でもなし、キレイどころでもなし、スラッとスタイル良い女優でもなく、極端に小さいわけでもないがチビで目立たない。
先輩大女優に言われた「芝居は上手いのに華がない」
いいよ、芝居上手いんだから、私のいいところだ、何でも来い!の職人俳優になるさ、と割り切っていた。
これまでのアルバイトやパートの仕事もそう、そつなくこなす。
タイミーで初めて行った所でも悪い評価はついたことがない。ずっとGood率100%のままだ。
今のパートも障害者就労支援のスタッフで、いつも作業内容が同じではないし、初めてのものも多くある、相手は障害者、難しいこと多々。
ずっと毎日出勤でこれまで休んだこと見たことない男性社員が現場の段取りを考え指揮を取っているが、その人に入ってすぐに言われた「すごいですね、初めてなのに流れをすぐ理解して動ける」
その男性が先日お休み(多分貯まっている有休消化、社長と休む日を相談してたから)した。
え?誰が現場のIGL?マジで居ないの明日?ホントに休むんですか?ってびっくりした。
社長も社長の補佐的ポジションの女性も、私に「頼むね」と。えっ?私が仕切るの?還暦パートの、このおばちゃんが?
実は、昨年の秋頃?五十代の男性社員が入った、指揮を取る男性社員に「サブね」と社長が耳打ちしてるのが聞こえた。
休みもなく毎日出勤して段取りして指揮を取り力仕事も、よく動き、人あたりも柔らかなそのスリムな40代男性社員、私も彼がいつか倒れるんじゃないかと心配してたのでサブが入ったのにホッとした。
でも、その背の高いがっちりした50代男性には初日で違和感しかなかった。
挨拶のあと「何をやりましょうか?」「どうすればよいですか?」の一言もなく、立っている。
私が雑巾や消毒スプレーを持ってきてたくさんある机を拭きだしても「あ、代わりに私がやりますよ」とか残りの雑巾で「机を拭けばいいですか?」とかもなく、突っ立っていて、雑談をしながら、指示を待っている。
それは、今もあまり変わらない。
話が横に逸れそう。
サブどころか、利用者さんにも疎まれてしまっており、とんでもなく仕事ができないこの人では大混乱を起こす。私がやるしかないらしい。
前日夜、あれこれ段取りを考え不安でいっぱいで疲れたので、結局は「もういいや、何とかなる、私なら何とかやれるさ」となり、翌朝もオロオロすることなく、落ち着いていて普通に出勤した。
何とかなった。
もちろん、私だけの働きじゃなく社長や社長補佐の手伝いもあってのことだが、自分でも不思議なほど落ち着いていつも通り、道筋がよく見えていたしその五十代男性にも細かく指示を出していた。パートのおばちゃんが男性社員に指図するって、かなり違和感だったけど。
そうじゃん、私、舞台監督も小道具チーフや衣装チーフもやってたじゃん、段取り組むの得意でしょ。
でもやっぱり、今の仕事で指揮官はやりたくない。しんどいですよ、おばちゃんには。やるのであれば社会保険に入れてもらい正社員にしてくれるのであれば覚悟もするのですが。違うんですよ。
器用貧乏は家事や育児でも発揮されている。
長女が、学校から研修旅行という名の、卒業旅行に大阪・神戸へ行ってきたが、初日大阪はユニバだ、ホテルもユニバ前に1泊。
先生の計らいで仲良し3人で3人部屋、せっかくだし、一人は就職するため、もうすぐ離れ離れだから服もコンセプトを揃えて、色もハリポタの4つの寮のどれかに決めてコーデし、楽しもうということになった。
就職する仲良しさんとは特に趣味が合って、ハリポタの世界好きで、魔法の杖も持っている。
長女は小さい頃行った初めてのユニバでハーマイオニーの杖を買ったが先端にライトがつく、おもちゃだ。
でも父のは違う、オリバンダーの店で指名され、杖を選んでもらい、そして買わされた特別なやつ。
ハリポタの杖を使うエリアで、その杖だと特別な反応が起きる。
それを借りて行くことになったが、出かける2日前ぐらいに、その仲良しさんは、頑張って100均で材料を買って杖の袋を作って行くとのこと。杖の袋?なんじゃそりゃ、って検察したら売ってるし、手作りの動画なんかもある。
長女も時間があったら100均行って私も作りたいけど、バイト入れちゃったよ~、確かにハンドバッグにブッ指して行くの壊れそうで不安、とがっかりしていた。
しゃあないなぁー、前日は週末、休みの母ちゃんが何とかしてやるか、家にあるもので。
買い物に出かける時間もお金もかけない。
長女の服装コンセプトはレーブンクロー、紺色の布なんてあったかなぁー
あ、長女が高校時代に課題で作ったズボンが紺色だった!と思い出し、いつかメルカリで売るかもグッズの中から引っ張りだした。
杖のサイズを計り、ネットで見た杖袋はカバンにぶら下げるフックが付いているが、杖も長いタイプだし、低身長の長女では袈裟懸けにしているショルダーバッグにそれを付けたらかなり下の方、危ないのでは、と工夫が必要になった。
家のあちこち、裁縫箱の残り物などあれこれ出してみて、策を練る。
バイトに出かける長女にも、「まぁ、気に入ったものができるかどうかはわからんけど、なんか考えて作っとくわ」
長男が、姉の大阪に着ていく服、紺のテーラードジャケットを見て、「上着の中から、サッと杖が出てきて欲しいなぁ」とご意見。
確かにファンタビのニュートみたいでカッコいい!
子ども達2人ともハリポタも好きだがファンタビの大ファンでもあり、特に長女はスキャマンダー兄弟が大好きで出身寮がハッフルパフだったので、本当は服のコンセプトをハッフルパフカラーにしたかったが、黄色系の服は持ってないし、買ったとしても、通常は着ない色だから、結局好きな青系でまとめられるレーブンクローにした。
当日、朝出かける時にはユニバを回る服装のため、杖をカバンにブッ指して地下鉄に乗るのはちょっと恥ずかしい。
杖袋がブラブラ出てるのも、なんだあれ?っと不思議に思われるるのも恥ずかしい。だから長男の言ったジャケットの内側に隠れているのがベスト。
かき集めの材料で半日ほどで作った杖袋は、朝出かける際は、ジャケットの内側に袈裟懸けに掛けて脇に仕舞うと、うまいこと隠れ、地下鉄でも恥ずかしくない。
でもずっとそのままだと首が痛くなりそうなので、学校に着いてバスに乗る時に腰にぶら下げれるようにしようということにした。
腰に小さな剣をさげてるような出立ちになってちょっとカッコいい。

ズボンが黒なので、紺の袋が見えにくい。

長さ調節できるベージュのベルトは、ペットボトルホルダーの肩掛けベルト、肩に掛けて使うことがなかったので、未使用でしまってあった。
袈裟懸けで脇に仕舞う時は短くしてジャケットの裾から見えない長さに調節できる。
レーブンクローのカラーイメージが、紺とグレーだったので糸はグレーで縫って、少しステッチを入れた。売っているものはどれも革、合革なので、どこか革っぽさが欲しいなと思った。
合革の紐、これは以前目的がありメガネ落下防止のために100均で買ったメガネホルダー、結局使うことなくとってあったもの。それをあしらってみた。
紋章のようなものが欲しいなぁ~と探していて、ハッと思い出した。新婚旅行でドイツに行った時、旦那が記念に欲しくて買ったバッチが2つぐらいあったはず!しばらくは飾ってあったが、どこかに仕舞いこんだままで活用してない。
案の定、買った当時のまま、値段も付いたまま、ちょっとサビも出ている。2つとも残っていた。安全ピンになっているので中世の騎士っぽい一つを袋の下につけた。
いいんじゃない?
出かける前日の半日仕事、かき集め材料で出来上がり。
長女も、かなりご満悦で、母も満足。
衣食住のスペシャリストってほどではなく、工夫してある程度何でもできる。
タイトルの『領事』はパーソナル診断テストの結果。
『提唱者』の長女が、私が何かを知りたいからどうしてもやって欲しいと言われてやってみた結果。実は長男も高校のホームルームでやらされたそうで、適性検査みたいなものだそう。
長男も『提唱者』だそう。
仲良しなんだから。