YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

サバイバル失敗

前回、姑がコロナ陽性の記事を書いた。

咳き込みがひどい状態でマスクもせず、長男と私がくつろぐ2階リビングに上がって話し始めたことを書き、結局コロナ陽性。

誰にもうつさないよう、隔離と別洗濯や家中の除菌、感染対策、飲み物や食べ物の世話など忙しくしていた。


あの2階でゲホゴホしながら私の目の前まで来て話しかけられた時には、『これ、コロナだったら私は完全にアウトだな』と思っていたが、やっぱりアウト。感染して、自宅療養中です。


一緒にその場にいた長男は近くではあったけど、テレビの前でゲームをしていて、割りとソーシャルディスタンスな距離だったから、ひょっとしたら大丈夫かもなぁーと思っていた。

昨日夕方、長女からLINEで、長男が微熱かも、でも微妙過ぎて分からんから、今市販の検査キットをやっている、とのこと。

しばらくして、「大丈夫だったー」と連絡あって、ホッとした。今朝も元気そうな足音が部屋から聞こえる。



私はというと、熱と鼻水、喉の腫れ痛み、咳、何より、身体中が痛くて動くのがしんどい。


あれ?っと思ったのは金曜日の夜、その日は朝からアレルギーの鼻水がひどく、アレルギーなのかコロナがうつっての反応なのか分からなかった。鼻水もひどいので食事以外は家の中でもマスクをしていた。心配なのでこまめに検温し、平熱を確認していた。

夜、布団に入ってしばらくすると、腿の辺りからゾワゾワっとする感覚、足先が冷たいまま。

『まさか、まさかー、いやあの状況でうつらない方が奇跡かも。いや、頼むお願いだから私が隔離なんて、生活はどうなる、あーあの時、長男を気にせずに、姑に注意してすぐに1階に追い払えば良かった』なんて色々思いながら布団に横たわっていた。

すると、みるみる熱が出てきた様子、観念して2階で検温、37.6 ……アウトだ。
喉も痛くなってきた。
アレルギーの鼻水はシャビシャビで水のようだが、鼻水も粘りを帯びてきた。

もう夜も遅く、寝付けない様子の長男だけは部屋で音がしていた。
仕方なく、もう眠っている旦那の部屋(元々は夫婦の部屋だが)をノックしてドアを開ける。眠っている旦那に声をかけるがなかなか起きない。
長男が気づいて部屋から出てきた。

少し大きめの声で呼ぶと「はあぁ~、びっくりした!」と飛び起きる。

「熱が出てきて喉も痛くなってきたから、アウトだわ、うつったわ、どうしょう、どうやって隔離する?」

長男:「あーマジか、んーどうしよう」

旦那はドア前で首をうなだれながら固まっている。無言で。

あ、ダメか。

鬱病の薬を飲んでいる旦那は色々なことが対処できない、適応障害ってことになるのか。

少し距離を置いたらところにいる長男に「あんたとお母さんが交代する?でも自分の部屋がないのキツイよなぁ」

長男:「いやー、んー何とかなると思うよ、俺がロフトでいいよ」
私:「テレビでゲームと携帯でYouTubeが観れれば大丈夫か」

などと話していると、突然、旦那が動き、リビングに置いてあった市販の検査薬を一つ私に差し出す。
実は、私と長男はうつっている可能性が高いという状況をLINEで報告してあり、会社に出勤する前に、しっかり陰性だと確認してから出社したかったので、旦那に昼間、2箱だけ買って来てもらっていた検査キット。

紙を見ながら、遠巻きで長男と旦那に見守られながら、検査する。
鼻に長い綿棒を入れる時は当然くしゃみが止まらない。
口のマスクにおもいっきりくしゃみ。
「これで結果が分かるまで15分ぐらい待ちだって」
長男:「うぇー、そうなんか」

私:「あ、そんなかからんかった、もう既にしっかりとライン出ちゃってます。陽性です。」

長男:「あー、どうするか」とショックな様子。

旦那が無言で部屋から自分の布団を持ち出しリビング端の畳部分に引く、ロフトへ上がって私の布団を自分の、いや私たち夫婦の部屋へ敷く。

私:「え~大丈夫?」無言で頷く旦那。

私:「もう、遅いから、眠れんかもしれんけど寝なよ」と長男にうながした。自室に入っていく息子。
あちこち、自分の形跡をアルコールシートで拭き、部屋に籠りることにした。ティッシュや携帯、充電器など最低限のものを持って。

熱があるので、そのうち何か飲み物、すぐ近くに自販機もあるので買って来てくれると思った。

喉が乾く。

家族LINEに「誰か水分補給の何かください」と入れるが一向に音がしない。

再度「空いたペットボトルに水道水でいいので」と入れるとすぐ、ドタドタと長男が下りる音と水道の音。
自分が飲んだジュースの空に水を入れドア前に置いてくれ、LINEで「俺が置いておいたぞ」
あぁ、助かる。
静かにドアを開け水を手に入れる時、リビング畳部分で既にグーグー眠る旦那の足が見えた。


翌朝、一階の姑からメールが入っていた。
「またバケツに洗濯物入れといたからお願いします」……………
「私はもうできません」とだけ返信した。

9時頃長女が起きてきた様子、長女のLINEから長男も、もうすでに起きているとのこと。
誰もまだ洗濯機を回してないみたいだからとお願いしたら、長男もドタドタと下りて来る音。一階から「お前、こんなんも分からんのー?ヤバくない?」「えーだってー」と笑い声。子供たちが洗濯機始動してくれました。
今朝も一番に8時頃起きて来て、トースターでパンを焼く音とお湯を沸かす音。その後、長女のLINE「まだみんな寝てるから洗濯機回さない方がいい?」と。
「いや、もう十分遅い。次に回す洗濯物もあるからそれは回してー」と返事する。

お湯はどうやら長男の朝ごはん用だったらしい。自分で一階の台所からインスタントみそ汁とご飯を持ってきたらしい。
自分の朝ごはんを写真で送ってくれる息子

ちなみに今日の彼のお昼ごはん

足が可愛くてわろた


籠った翌朝までは長男がくれたペットボトルの水だけで過ごしました。
なくなってしまってから家族LINEに水分ください、と入れると旦那がノックもせずマスクしてコップ一杯の水。
え?

かかりつけの医者は発熱外来、コロナ感染の対応をしていないので、同じ学区の以前一回目のコロナの予防接種をお願いした病院にかけたところ予約が取れ行くことに。感染のことがあるので車で来ることをすすめられ旦那に運転を頼みましたが、事細かに報告しないと対応してくれないので熱の中、しんどかったです。
車の中で処方薬を待っていると長男からLINE。「お母さんはお昼ごはんどうする?」

まだお母さんは病院で時間かかるから先に食べててね。冷凍庫にいつものパスタあるよと返信。「オッケー」のスタンプ。


午後1時過ぎて帰宅。部屋へ籠る。
旦那からLINE。向かいのドラッグストアに行くけど何か要りますか?
「水分補給と食べ物をください」と入れたら、
2リットルの水とパックのおにぎり弁当が来ました。
全部食べないで、晩御飯用に残しておきました。
食欲も普通にあり、喉は痛いですが何かを食べれない程ではなく、いちいち飲み物ください、食べ物ください、密閉する用の袋をください、と連絡しないとならないのが、熱も頭痛もひどいので煩わしく、なんかひもじいです。
今朝も子供たちは自分で自分の部屋で朝食を済ませていて、9時過ぎても旦那は起きないので、長男に頼みました。私が買っておいたロールパンの残り四つと抹茶豆乳をドア前に置いてくれました。
二つ食べて、抹茶豆乳も半分残して、昼ごはん用にします。

横たわって見える、長男が水を入れてくれたペットボトル。
前途多難な自宅療養です。