今の時期あちこちで見る、この花。
花自体はユリ科で可憐な感じだけどスラッと伸びて背が高い。
用水路脇に点々と、公園花壇やご家庭のお庭、道端に、とほんとよく今あちこちで咲いている。
気になって検索した。
アフリカ原産の花で、強いとある。
納得。だからあちこちに。
株分けして植え替えるようで、種からだと発芽 まで三、四年かかってしまうらしく、種では売ってないようだ。球根か苗らしい。
でも、どうみても、わざわざ植え替えしたような場所ではない所にもあるので、種が落ちて、数年経って生えてきて、またどこかに……
それを繰り返して……
意図せず生えてしまっているものも多いということだろうな。
失礼だが名前がゴツイな。なんか動物みたい。
ほんと失礼、ごめんなさい。ギリシャ語源で愛を意味する言葉から来ているらしいですが。
たくさん見かけることと、実は、庭に紫色の花があったらいいなぁ~なんて思っていて気になったから調べた。
去年、長男がもう真夏の時期に「朝顔を育てるか」なんて言い出し、時期が遅いからまた来年ね、なんて言っていて、今年はどうするの?って聞いた時はあんまり~、って反応。
うちは春先に庭木のハナズオウの濃いピンク、秋にキンモクセイのオレンジ、だから夏は花の色がない。
残念ながらどちらも私の好きな色の花ではない。
今は芝生と庭木の青々とした葉、緑一色。
紫色の朝顔でもと思っていたが、長男の反応で、どうしようかなぁ~って思っているうち忙しくまた時期を逃した。
でも、何か育てようかなあ~、って気持ちはあるようだった長男。
しかし、街での暮らしって花を育てるってだけでお金かかりますね~。どうも田舎育ちの昭和な私は土にお金を出す、ってことが受け入れ難く、袋入りの園芸用土を買う、って……
この間、ホームセンターにボタン電池を買いに行き、色々な苗や花も見た。いいなぁーなんて思いながら諦めた。
でも種のコーナーにもう植える時期がギリギリなヒマワリの種が安くあって、かわいいミニヒマワリがいいな、と買って帰った。
そういえば、ヒマワリを植えたいって長男が小さい頃に一度植えたことがあったと思い出した。
ミニヒマワリの種、長男に渡すと早速植えると言い出し、旦那が「じゃあ、婆ちゃんの使ってないプランターの所借りて植えよう」と言って二人で植えていた。カチコチの何も植わっていないプランターの土を掘りおこして、空気を含ませ柔らかくして蒔いていた。
まぁ、自分の息子と孫がやることなので、よいだろう。
お世話をやる気になっている長男だが、「雨だから水やり必要ねーし」と。
芽が出るといいね。
出来るなら母はキキョウかスイトピーなど咲かせたいなぁと思うけど、またきっと思ってるだけで余裕なく時期が過ぎて終わってしまうかなぁ。
暑い夏が来て、元気なかわいいミニヒマワリがいっぱい咲いたら、きっとみんな元気でやる気も満ちてくるかな。
アガパンサスのように種が落ちても、芽が出て花が咲くまで数年かかるが強いやつ。きっとうちの長男もまだまだこれから。
まだ芽も出てないか、いやひょっとしたら、見えないけど、ちょっと土を押し上げている新芽が出ているのかも、しれないなぁ。