YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

劇団員時代も母になった今もなくてはならない店

お題からすると飲食店を紹介するべきなのかもしれないが、特に限定と書いてないから他でもいいかな。
私にとって、劇団員時代、アオハルに必須だったお店。

結婚して、劇団を引退して、母になってもなくてはならないお店。

『大塚屋』


ツイッター、唯一フォローしてる。

布、手芸のお店です。

お店というか、生地、手芸品のデパートです。

地元あたりでは知ってる人がほとんどかと思われます。デサイナーさんなどプロも来ますし、演劇関係者、衣装さんや小道具、舞台装置で布を使う時など、ロールのまま何本も買ってトラックへ、なんて事も。

昔、一人暮らしの時も本店のすぐ近くに住んでいて、様々な布を見るだけでも楽しいですが、 色々作りたくなってしまうのでお金のない時は、行かないように我慢していました。

劇団員時代も衣装担当や、小道具担当になった時など、すぐ近くなので下見したり、サンプルを貰って、演出家にどれがいいか選んでもらい、また翌日家からすぐだから決定した布地を買いに行く、劇団で作製して、「あら、足りない」 なんてなったら、また翌日同じ物を買い足しに行く。
いいと思って買ったけど実際使ってみたら印象が違ってダメが出て、また違う布を探しにいく。
舞台装置用にマジックテープが大量に必要だったりすると、ロールのまま何巻も買ったり、もちろん担当じゃなくても、すぐ近くに住んでいるから、稽古前に買って来てと頼まれたり。
ゴムテープなんかも切り売り用のロールを何巻も買いに行った事も。

若かりし日々の生活の一部だった。

初めて、自分の衣装を自分で作った舞台写真。
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古い写真を写したので大変分かりづらいですが、大塚屋さんで買ったピンクのカーテン地で出来ています。レース地もお安いお買い得品をたくさん買いました。
一部、実家に持って行きまだ生きていた母に手伝ってもらいました。自分で自分の仮縫いが出来なくて、身体に会わせもらったり。
このドレス、このあと、何人の後輩が着たことか……背の高い子にはレースを継ぎ足して長くしたり、飾りを付け替えたりしてアレンジしたり。ずいぶん長い間活躍していました。外部に貸出したこともあったかと思います。
実は、すでに劇団にはヒロイン役用のドレス、プロが作った物がありました。でも、私は着れなかった😅
肩入らない。いや、何とか入るけど身動き取れない。
当時まだ養成所時代で演出は先生だったので「先生、すみません。私、衣装入らないです。自分で作ります」と言いに言ったこと、「え?入らない?」とビックリされたこと。今、思い出しました。
もう一人、重要な役で庶民のおかみさん役の子もバストが立派なため入らず、2人だけ新しく作りました。
運動部バリバリだった私は肩がゴツくて、中学のセーラー服も基本9号、でも肩は13号、とイジーオーダーで作ってもらった記憶。
その後も大活躍していたドレスですが、数年前の
劇団縮小、引っ越しの際に多分破棄したと思います。
こんなヒロイン役、最初で最後かも😁
あ、でもないかな💦


お店に訪れる度にいろんな発見がありました。
「うわーこんな便利品があるんだ」とか、「えーこんな柄も置いてある」製作した作品も所々に飾ってあって、その作り方や型紙なんかもあるので、うわ~、これ今度作ってみたい、って思ったり。


私の実の妹は、服飾の専門学校へ田舎からこちらに出てきて私と同居し、二年間通いました。
その妹にとっても卒業まで無くてはならない店。
卒業製作のウエディングドレスの布や付属品、材料、すべて調達しています。


どんどん大きくなり、支店も出来て、専用駐車場も立体駐車場になり、はたまた、洋裁の学校まで併設で出来ました。


劇団を引退し、子供が生まれてから現在に至るまで、家の布や子供のための手作り品の布などよく買いに。
保育園用の手提げやコップ袋。
小学校の手提げ、上靴袋、弁当袋、子供服を作ってみたり。
可愛いボタンやワッペンもあるので、自分のものだと分かりやすくするために活用したり。
旦那の楽屋着やら部屋着やら、時には衣装やら。

そうそう、長男は昔も今もゴジラが大好きで将来は東宝に就職する、なんて一時期言ってましたが、そんなゴジラ好きが、小学校入学前に、手提げ袋はどんなのがいいかと聞いた所、案の定「ゴジラがいい」❗️

「え~‼️ゴジラ?……いや、それはちょっと難しいかなぁ、まぁ、取りあえず探してみるけどね」

当時は特に映画公開があったわけでもなく、公開間近とかでもなく、全く流行ってない状態。
何とかワッペンぐらいはあるかなぁ、と大塚屋さんへ。
まさかね、と思いつつ、キャラクター布コーナーへ。


「あるし❗️」

「マジか。ちゃんとあるし!しかも色ちがいまであるし」

と売り場でビックリして、そしてニッコリ😁

不登校児の今でもその手提げで週二回ほどの登校に使っています。
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奥に見えるのはアベンジヤーズ、入学してから、もっと大きいもう一つが必要だなと、アイアンマンとスパイダーマンも好きなので。やっぱり大塚屋さんで購入した布で作りました。年度変わりの大荷物や工作持ち帰りなどにアベンジャーズは活躍しました。

2つともずいぶん擦りきれてきましたがまだまだ使えます。でも、来年は中学生、もう少しでサヨウナラかな。



結婚してからは自転車で15分ぐらいの距離になりましたが、同居になってからは店まで車で30分近くかかります。
でも、今も続いているパート先が同居になる前の数年前に会社移転。
なんと大塚屋さんに歩いて5分の距離に。
だから、会社帰りに寄ってくる、ということができるように。縁は切れません。ゴジラ布もアベンジャーズ地も会社帰りに買いました。


今年、新型コロナの影響でマスク用のゴムや布を買い求める人が殺到し、一時営業自粛とされ、ネット販売のみになった時もありました。デサイナーさんとかにしてみたら、実際の色や風合いも重要だから不便だったでしょうが、↑のツイッターのように画像や描写を細かく紹介していたり、実物が想像しやすくなっていました。


我が家の長女が高校授業で布が必要になることが度々、その為、自粛明け高校授業再開からしばらくして、時間短縮ではあったものの営業再開されて、本当に良かったです。お陰様で、高1のこの時期に取るべき検定に合格しています。


昨日?実は、旦那も「ちょっとA劇場と大塚屋に行ってくるわ」と出て行きました。今度のイベントか養成所の授業で使う何かを見に行ったようです。


私だけではなく、家族にとってもなくてはならない『大塚屋』さんを紹介させて頂きました。