YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

初めて見た外気温40の文字

今週のお題「暑すぎる」少し前に、暑すぎて火傷するところだった話を書いてしまった。
y-k-akado0725.hatenablog.jp
本当に連日危険な暑さで、怖いぐらいだ。
新しいベランダ履きは、まだ買ってない。新しくしても、また溶けたら嫌だなと思って、普段あまり履かない旦那の下駄をベランダ用にとりあえず。

もう少し日差しが落ち着いたら、どんなのが良いかなぁと検討中。


ところで、高速道路や幹線道路、山道など所々で外気計ってありますよね。
先日、初めて『40℃』っての見ました❗️
車から。
「うわっ❗️スゲー、40℃……マジか❗️」って旦那と叫びました。

コロナでお盆帰省自粛、どのみち、コロナシフトで私のチームはお盆に仕事、ずらして、お墓参りに行きました。家族でドライブがてら、車で行くなら良いかと判断しました。
お墓と言っても、霊園とか、テレビドラマで良く見そうな墓地を想像しないで下さい。
ど田舎出身の方なら分かるかなぁ。

田んぼや畑が広がっている所の一部が木々でこんもりしてる、何であそこだけ木が生えてるの?って場所があります。その中、部落の人の墓が集合してます。我が集落の墓地。舗装もしてない林の間の草だらけの小道(雨が降ると最悪、泥でジュルジュル、)を抜けると墓地。
左手に仏教エリア、右手に神道エリア、うちは神道なので右手に曲がったすみっこまで、長女は途中の虫が怖いので駆け足で。
水道もないので、ペットボトルに持参する。
ろうそくや洗米、塩も。ただ、洗米と塩は普段あまりお供えしない。というのも、畑に囲まれ入り口付近は木々があり道路からは墓地だと見えない状態だが、墓地自体には囲いもなければ、屋根もなく雨ざらし、お供えしてあると、カラスのえじきだ。

いつもなら、大量の蚊に襲われるため、虫除けスプレーして行くが、忘れた。
でも、日陰がなく、かんかん照り。蚊がいない。
ペットボトルの水を代わる代わるかけてやるが、墓石の頭は、かけた側からサーっと乾いていく。
父と母の墓石に水をかけながら、真っ赤な顔で汗だくの長男が「じいじは水でいいのか?ビールかけてやるか」

確かにこの暑さ、キンキンのビールが嬉しい。
でも実際かけたら、墓石がベトベトになるかと思われる。
「ばあばはビールが嬉しいけど、じいじは焼酎かウイスキーかな、今度お供えしてやるかね」
と、ダバダバ水をかけ、曾祖母の墓にもかけ、大叔父叔母の墓にもかけ、二礼二拍手一礼して「んじゃ🖐️」と声かけ、退散。
虫が怖い長女は、車までダッシュ
蚊はいないが、蜂やトンボが飛んでいたのでキャーキャー言っていた。
ちなみに、墓地には私達家族だけです。だいたい、いつも他の誰にも会わない。墓地の向こうの畑には誰かいるときもある。


弟家族は実家の実家、つまり私の祖父の家の隣に家を建て住んでいて、祖父の昔ながらの農家の家の広間に祖先はじめ父と母も祭ってある。本来ならそこにお供えして蝋燭に灯をともしてお祈りするのだが、コロナの事があるので、弟家族にも会わず、玄関先に菓子折りを置いて帰り、お嫁さんに「お供えしたら食べて~」とメールしておいた。


夏休みのイベント無しだった。実家は電気も止まっているので扇風機を回すことさえできず、暑い。
いつもなら川でサワガニや小魚探しをしたり、坂道でスケボー滑りなど少し遊んで帰るのだが、暑さで死にそうだ。途中、目の前の田んぼから、白鷺が大きな翼を広げ飛び立ち、小川の方へ下りて行く姿が壮観で、長男は「おお、スゲー、今日来た唯一の良いことだ」と喜んでいた。これまでも鷺はあちこちにいるので目にしていたはずだが、かなり近い距離で飛ぶ姿を見れたのは初めてだったかも。シャッターチャンスを逃し撮れなかった。

長男は、川の方の様子だけちょっと見て来たいと言うので、旦那と私と三人で行くことにした。長女は実家の庭の木陰で携帯見ながら待っていると。
前のブログで書いた、武将の幽霊が出た城お堀跡の小川だ。
小川の水を確認。冷たくない。温い、と確認、帰る。
f:id:y-k-akado0725:20200825085046j:plain
このまま帰るのもと、車から良い景色を観て癒されようと山の方にドライブして、違う道から帰ることにした。


実家から、30分ほど走り、県境へ向かう国道ともっと山の方に行く道と二股になる手前で信号もないのに、車が渋滞、動かない。
私達は県を越えず山道の方に行くのだがそちらの道が詰まっている。旦那と「工事でもやってるのか?」と話す。やっと少し動き出す。
二股を左に曲がって、原因がすぐ分かった。
立派なセダンが、おしりを道路半分に突き出して斜めに止まっている。大型車両では対向車とすれ違えなかったから動かなかったのだろう。
我が家の軽車両は余裕で通り抜けられる。
運転席で年配男性が焦った様子でエンジンを何度もかけている、助手席には奥さんらしい人がチラッと見えた。
「エンストか」
「バッテリーかオーバーヒートか」
と旦那。

バックミラーを見ながら「行くか?」「行ってやった方がいいか」
脇に寄せ、暑いからエンジンを掛けたまま旦那が運転席から降りて向かった。
子供達と私は後ろの窓から見守っていると、助手席から奥さんも降りてきて車の後ろへ、車を押して脇に寄せるようだ。
「あ、行った方がいいか?いやエンジン掛けたままだから母は乗ってた方がいいか」

「私が行く?行った方がいいか?」と長女。
「俺が行くより姉ちゃんの方が力があるだろう」と長男。
長女が助手席から降りて走る。
バスケ部時代のバスケ短パン姿の長女が頼もしい。
長女が加わり軽々動き出す故障車。
うちの車が止まっている横の空地まで寄せるのか?と思い、マイカーを動かした方が良いか聞きに私も降りて行く。
ギリギリまで道に寄せたので、トラックも通れそうだから大丈夫な様子。
長女はまた走ってクーラーの効いたマイカーに戻る。
我が家の車にはバッテリーにつなぐコードをのせてなかった。地元の人ならここから何とかなるかと車のナンバープレートを見ると、ありゃ、私達と同じ!お仲間だった。ご年配夫婦でお出かけ?奥の温泉街にでも行く?私達のナンバープレートでは嫌がられるか、差別を受けないか、など要らん心配をしつつ。
私はジモティーだから、同級生の車屋に電話しようかと思ったが、ちょっと離れてしまっていて呼ぶにはちょっと遠い。
ふと来た道の方を見るとよくある車種の名前がズラリと並んだ看板が見えた。
「あそこ、車屋さんありますね、相談してみてください。休みで閉まってても、田舎だから住まいも隣接してるかと思うんでピンポンしてみて」
そのもう少し先にも違う会社の車種の看板も見えたから大丈夫そうだ。
品のある奥さんが「助かりました、ありがとうございました。お父さん、あそこ車屋さん、ある。行ってみよう。もう大丈夫です。ありがとうございました」と汗だくの笑顔で。
旦那さんの方は道の真ん中で突然止まってしまって、道をふさいでしまったことと全く動かない車にパニック覚めやらずといったところか、険しい顔で会釈だけだった。


ほんとに大丈夫かなと、少し後ろ髪引かれつつ、車に戻りドライブ再開。
帰ってどっかのスーパーとかで、ばったり会ったら笑えるね、など話しつつ。
山の上のダム湖、キラキラした湖面観て帰りましたが、その途中に外気計で『40℃』
行きも帰りも高速の表示で「事故車に注意」の文字。
どれも、ぶつかった様子もない、ただ止まっている車。
助けた車といい、多分、この暑さの中、クーラーガンガンにかけて走りっぱなしでオーバーヒートかと思われる。

車にも注意が必要な暑さです。