朝、ベランダから見る風景が変わる。
本来なら、冬服での光景になるはずが、長い休みですっかり暑く、夏服で始まった光景。
三年間、友とゆるゆる歩いた道を一人。
自転車で駅へと急ぐ長女。
まだまだ、本格的授業は始まっていないが、駅の駐輪場の定期も学校への電車定期券も購入し、高校生生活が始まった。
数ヶ月の経過だか、何だか後姿がすっかり頼もしい。約3ヶ月前はこんなだった。(左)
やっとJKだが、長い自粛生活からの、長い通学と同郷同級生の全く居ない学校での毎日が始まり、ドキドキと面倒臭さに、最近は家でベタベタしてくる娘。
よしよし。大丈夫。いい子いいこ、頑張ってるな。ちょっとずつな。
すぐムッとして、不機嫌、ヘソ出してゴロゴロ、家でリラックス出来てるなら、よしよし。
本格的に学校スタートで、あれやこれや、ドンドン押し込まれるだろう。
タブレット等でリモート授業の私立とは違って、休み中は大した勉強になってない県立高校は、一気ににノルマ達成へと持って行かれそうだ。
全国の高1、フレーフレー🚩でもどうかメンタルやられないようにね。
中3、小6のフォローに先生が増えるって。
息子よ、担任先生の負担が減ると少しは気が楽になるよな。
勉強フォローのため先生が増えたってお前はユルユルマイペースでゆけばよし。
あるのかないのか、決定していないが、ここだけはと希望の京都奈良の修学旅行が目標だ。
六年生、すぐに中学生。
このベランダから、最後のランドセル姿の長女(左)
右の大きな同級生は、中学生になってすぐ不登校になってしまった。
趣味も遊びも違うから、特に仲が良かった訳ではないが、別の班だけど、小1からずっとここに集合し登校した仲。傷つきもしただろう。
彼女はうちの長女と違い読書家だからきっとどこかの良い高校に行ったのではないかな、と思っている。
弟どうしがこれまた同級生で仲良し。保育園も一緒だったから、昔はよく母親どうしでランチした。小と中とで違うが不登校児の親どうしになった。お母さんにメールで連絡する事もあるが、決して彼女の事には触れないし、言わない、まるで居ないかのように。
だから、こちらも触れない、そっとしている。
向こうが話してくれるようになるまで待とうと思う。
いつかまた、以前のようにランチして舅の愚痴をこぼしあえる日がやってくると信じ。
ベランダからの景色に、子供の成長と、自分自身の軌跡、誠実な路であったかどうか思い巡らす。