YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

CF、サンバラディーノ、レイク アローヘッド

アルク #トーキングマラソン 特別お題キャンペーン「わたしと英語」
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by アルク「トーキングマラソン」f:id:y-k-akado0725:20200323103735j:plain
学生時代、私がアメリカでホームステイした場所です。

今は大きな規模の会社になってしまいましたが、当時留学やホームステイプログラムを申し込みする先と言えば、HISで、一般的には知られてなく、当地区の事務所も小さな目立たない所にありました。

専門学校時代、子供の頃から、お年玉を貯めていた貯金をはたいて、HISのアメリカホームステイプログラムに参加しました。



これまで何度か書いてきましたが、スポーツ命、勉強大嫌いな私が、何故、英語だけは出来たのか……いや、出来た訳ではないかも。文法なんてさっぱりです。英語なんて単語を多く知っていれば、会話は何とかなる。

小さな頃からスポーツと同じくらい映画好き、小学生の頃も字幕を必死に読んで、入れ替えなしな時代に何度も同じ洋画観賞。

ある時、実際話しているセリフと字幕の意味が微妙に違う事に気が付き、本当は何て言ってるのか知りたくなる。すっかり聴覚、英語耳になっていたかと思う。


LA郊外にあり、山道フリーウェイを上る上る、雲を眼下に見てさらに上へ、そんな場所にある湖は観光リゾート地のようです。
そんな賑わいの場所から、離れると入りくんだ山道に坂道を利用して点々と家々、その中の2階建ての可愛らしい家、坂道の先2階部分に駐車スペースで玄関、一階部分が坂道下になって庭先へ出られるような形で、パパ、ママ、一番下の娘さんと障害のある息子さんが時々週末に、なのでほぼ三人暮らしのご家庭にお邪魔しました。一番下の娘さんといっても、私と10歳違い、大学のバレーボールコーチの仕事です。趣味や特技に『スポーツ』『剣道』と書いたため、ここのご家庭にマッチングされたようです。
アメリカの家族については、クリスマスの際にブログを書きました。
y-k-akado0725.hatenablog.jp

滞在中に英語で困ったことと言えば、言っているワードは解るのに、意味というか習慣を知らないがために理解ができなかったエピソードがあります。

立地的に山の中なので、すぐ近所に店がありません。車で10分ほど下らないと、ちょっとした食料品や雑貨がある店にはたどり着きません。
いわゆる、品数豊富なアメリカっぽいスーパーマーケットは車で20分ほど、湖の街並みの方まで行かないとないので、買いだめが基本です。
そのため、御近所さんの助け合いがしっかりしていたようです。

坂道下のすぐのお家には、小学生ぐらいの男の子二人、性別は覚えていませんがベビーと若い世代のご夫婦五人家族が住んでいて、私が滞在する事になって、紹介、挨拶にも行きました。

ある時、ホストファミリーが少し不在の時、そこの少年二人が訪ねてきました。パジャマ姿のまま。
「バターある?バター貸して」
と言ってるようなんです。
バター?を貸す?貸すってどういう事だ?
貸すって事はバターじゃない何か?
小学校四年生ぐらいのお兄ちゃんが、必死に「butter」
「butter」
ゆっくり「butter」
バター?「yes.yes 」
「borrow your butter」
borrowって貸してって意味じゃなかった?
違った?それともバターが違う?
???
と頭の中色々張り巡らして考え中、バターを連呼する少年、そんな所にホストマザーが帰宅。
お兄ちゃんが再度「バター貸して」とホストマザーに。
「oh,ok,sure」
などと言いながら、冷蔵庫から朝食でいつも使うバターケースを差し出す。

お礼を言って飛び出していく少年二人。

そうか!合ってた❗️バターで❗️

ごめん、少年、私、バターだって分かってたのに、そんな物までの貸し借りがあるとは、露知らず。
パジャマ姿のままって事はまさに遅い朝食時に「あぁーバターが足りないわ、お隣さんで借りて来て~」ってママに頼まれてやってきたら、日本人しか居なくて、バターを連呼、申し訳ない。
トースト冷めちゃったかな、それともママがバターを使う料理の途中だったのかなぁ、悪い事したなぁ、って気持ち、今でもはっきり覚えています。


日本でも昔は「しょうゆ貸して」「味噌貸して」という御近所の助け合い文化がありましたが、まさか、アメリカでも同じような文化があるとは当時は思ってもみなかった。

きっと、買い出しに出掛けた時に、新しくバターを買ってきて、こないだはありがとうって返すんだろうと思われます。



向こうの英語プログラム、授業でその後すごく役立った発音に関しての説明がありました。
日本人って『L』と『R』の発音、区別しづらいですよね?
自分が発音するのも、どっちを言ってるのか判断するのも。
一番分かりやすいのは『Light』と『Right』
どうやって発音区別すればいいか、現地のティーチャーが教えてくれました。
『Light』は、そのままライトと日本語を英語っぽく。
『Right』は発音する前に口を『う』の形のまま、または「うー」っと軽く発しながらRightと言ってみて下さい。
違いが分かりましたか?出来ましたか?

これを教えてもらって、納得、すんなり発音または聞き取りもスムーズに出来るようになりました。



ホームステイプログラムの最後のお別れ会では、日本文化を紹介する場面もあり、浴衣を持って来ている子は着て、私は、地元の藍染の祭法被を持って行ったので着て参加。
また、当時剣道は「Japanese fencing」と訳され、「kendo」と言っても通じない人がほとんどでした。
日本文化の紹介があるからと日本から竹刀を一本持って行き、法被姿で剣道の素振りや形を披露しました。Japanese fencingは『Kendo』と言うんです!
としっかり宣伝してきました。


帰りの飛行機は、乱気流でちょっとでも揺れると悲鳴が出ました。私は無言でしたが。
何故なら、少し前に日航機が墜落したからです。

そう、あの墜落事故当時、私はアメリカに居ました。