YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

憧れのカウボーイ

少し前に、何故ふとそんなことを聞いたのか不明だが…………あっ、思い出した、ウッディーだ、『トイストーリー』が録画してあるのが残っていて、時折、長男が再生し観直している。

長男が「お母さん、カウボーイってどんな仕事?誰と戦ってるの?」と聞いてきた。

そういえば、日本人で今の子って、どんな存在か知らないよね。
イッテQでカウボーイが出てきて荒馬(もしくは暴れ牛)乗りの挑戦など長男も見てはいるが、具体的に何をしている人達なのか、拳銃の早打ち、投げ縄などを訓練し何と戦っているのか疑問に思ったのだろう。

そして私は思い出した。
ほんとに小さな子供の頃私が憧れていたもの、それはカウボーイ。
西部劇を観まくった。
新聞がまだ読めない頃も母親に西部劇をテレビでやる時は教えてもらった。

ジョンウエインが大好きだった。
中でもすごく好きな映画があり、再放送される度に観て、ビデオに録画してあったのが長く実家に置いてあった気がする。
それは『11人のカウボーイ』
子供達が活躍する映画だ。
カウボーイって言うとガンマン、決闘、ならず者?そんな印象かもしれないが、「カウボーイ本来の仕事、姿、役割」ってこういう事なのか❗️っと子供ながらに知った映画で、等身大、自分と同じような子供達が活躍、成長していく物語だった。

今、果たして、観る事が出来るのか?と思い、ゲオで探してみたが、想像通り、ない。
じゃあ、買えばあるのか?と検索した。
あった❗️あるんだ‼️やった、すごい、欲しい。
でも、昔のだから吹き替えはないな、長男に見せるには一緒に観て解説が必要だな。

お祭りでピストルのオモチャを手入れ、ホルダーがすごく欲しかった。でも当時はどこにもなく、厚紙で作ってみたり、色々挑戦したけど、思うように出来なかった。
ブーツにも憧れ、カウボーイハットにも憧れ、割りと大きくなってからブーツもテンガロンハットもそれらしい物を手にいれた気がする。

バンダナは手にいれやすく、小さい頃にもしていたような記憶がある。
投げ縄も一生懸命練習してたな。
絶対上手くいかないけど、普通の縄では。


そうか~、私って、そんなヤツだったなぁ、小さい頃から。ちょっと、何というか、普通の女の子じゃなかったね。ちょっとイタイ感じ?かな。

少し忘れかけていた。私の子供の頃のヒーローはジョンウェインだったんだ。
この歳になると、忘れてしまっている事が多々ある。ふとしたきっかけで思い出し、溢れてくる。あんな事も、こんな事もしていたな、こんな風に思ってたな、とか。
きっとまだまだそのうち出て来るだろう。


今でも、洋画を観ているとセリフにジョンウェインが出て来る事がけっこうある。残念ながら、字幕の日本語は違う訳になっていることがほとんどだが、ジョンウェインは名前ではあるが、今では違う意味も持つ。

John Wayne attitude
ジョンウェインみたいな態度、立ち振舞い

「正義感を振りかざすなよ」
とか「ヒーローぶるな」とか訳されたり、生死をかえりみずに敵に突っ込んで行きそうになる主人公に「お前はジョンウェインじゃないんだぞ」と言っていたりする。
正義とか無鉄砲な勇気の代名詞のように使われているようです。


末期癌で痩せ細って授賞式のプレゼンターとして登場した時の姿も何となく思い出した。
子供ながらに感じていたな、悲しさと、それとは別に何か勇気のようなもの貰ったような気がします。