住まう事についてのお題を書いたら、三年ほど前まで住んでいた家、その持主である旦那の両親、つまりは現在一階に居る姑舅の数々のブラックレジェンドを書きたくなった。
６月に『4対2』というタイトルで少し書いたが、まだまだある。
築四十年超えの昭和のプレハブ住宅に、車２台が余裕で停められる程の庭は、雑多に植えた手入れ放棄の木々で小さな 林のようになってしまっており、小さな家の全貌は目の前の通りから見えない状態。
土や砂利が道路に流れないように、古いジュウタンを敷いて、ボロボロだからまた上から古いジュウタン敷きつめ、車の輪ダチで凸凹、その剥げたジュウタンは長年の雨水を含み、手入れ放棄の木々で日が当たらないので湿ったままの状態が多く、老犬のトイレ状況。
だから、苔のようなものがついた色、雨の日や雨の後すぐはツルツル滑る所があり、何度私や子供達が転んでお尻が真っ黒になったか。そして夏場の蚊の大群、雨上がり後の異臭。
子供達のために、まずは日が入る庭になるよう木々の枝を伐採、短く切ってゴミに出す、汚いジュウタンはおいそれと動かないため、洗剤撒いてデッキブラシでゴシゴシ、仕事のある平日も、休日も少しずつ頑張りました。
が、すぐにまた木々はのびるし汚なくなるし💦
ゴロゴロしてる舅は、あまりに最初何もやらなく、忙しい私や旦那、姑も見かねてやり出したため、少しはやらないと姑が煩いなと思うらしく、たまーにちょっと手を出す程度。若い頃やっていたらしい盆栽なんかもあちこちに放ったままで、ここの主は舅で、こんな状態にした本人が、一番やらなくて、悪いな、とか、恥ずかしい、とか思わないで寝転がってるのが、不思議で、理解出来なかった。
垣根の植込みも延び放題で通りに枝葉が出てしまっていて、見通しが悪く、車から子供が庭先から出るのも、また子供から車が来るかどうかも見にくいため、見た目関係なくバサバサ切ってやった！
すぐ延びてウザイので、ある時、何なら全部切り取ってやろうかと思うほどざっくりどんどん切ったら、中にプラスチック製のバケツが出てきた！
長年葉っぱ達が落ち、雨水も溜まり、異臭⁉️ 重い。
動かそうとしたら、ぶわ～っと蚊の大群😱ぎゃーっ💦
バケツに関しては、庭の見える所々にあり、使ってなさそうなそれら、蓋がある物は開けるのが怖かった。
盆栽放棄や何も植えてない？枯れた？土だけ入っててコチコチになってるため、水が滲みて行かず、雨水が溜まってボウフラ製造している植木鉢が、数えきれないほど庭に放置。
林状態にして、これだけ水溜まり作れば、そりゃー蚊の大群にもなるだろう。
杉の木が二階建ての屋根より高く、しかも2階の一部屋の窓に、後付けで小さいベランダ？らしき洗濯干し場があり、その前、風が吹くと洗濯物に杉の葉っぱがいっぱい付く。ウザイ❗️洗濯物、日に当たらない。
根っこが庭をボコボコにしていて、家より大きくなった庭木はあまり良くない。
数年後、庭師になった私の劇団同級生の男の子呼んで、バッサリ切ってもらった。
道路側に出てしまって、おかしな形に生えてしまってる松も枯らさない程度に切ってもらい助かった。
勿論、ちゃんと報酬は支払った。
キンモクセイもヤバいほど延び放題で大きくなり、脚立だけではとどかない部分もあるため、田舎育ちの木登り経験豊富な私が登って、よく枝も切っていましたが、もうあっちを切ってたら、今度はこっちがまた延びて、と追い付かない。いたちごっこだった。
旦那もそうそう仕事で手伝えないので、私がいつもやっている事や、異臭や汚さでお友達に子供が何か言われ、いじめられないだろうか、と気にしていた。
全く何も植わってないだろう鉢は土を出して片付けたりしたが、何かわからないが生えている物は、とりあえず、手は出さないようにしていた。
が、数年経っても、何とかしようとしない、ゴロゴロしてる舅に頭にきた！
散歩にも孫をちょっと公園に、って事もしない、動かないと動けなくなるよ、とさんざん言ったが、２年で諦めた。
何だろうが、どんどん土出して、数えきれない植木鉢をゴミに出した。こんな狭い庭にどんだけ植物植えた❗️
いたちごっこも数年で、何とかマシにはなってきた。蚊の大群も何とか並になり、片付けでスペースが少しでき、夏にビニールプールを出して遊ばせる事もできるように。
庭もひどかったが、家の中も。
前の『4対2』のタイトルで書いてない事で言うと、長年の雨漏りで２階の天井がヤバかった❗️
２階は５畳半と６畳の二部屋で、元々の旦那の部屋６畳が親子４人の寝室。タンスを置いて布団三枚敷いて川の字で寝る。隣の５畳は姑の嫁入り道具、和装箪笥が二棹、捨てられない服や贈答品や旦那達の子供の頃のもので溢れ、洗濯干しベランダにつながる通路になっている。その部屋の雨漏りがひどく、天井板は波打ち、ベロンと剥がれ垂れ下がっている所も。夜中でも雨音で「はっ！」
と起きて、数個のバケツをあちこちに置くのはいつも私。台風や風向き、雨のひどさで自分たちの寝室も雨漏りする時もあるので、どこか水滴が落ちてないかチェックする。なので、寝室の天井もたわんでいる。
ある春、鳥がその寝室の天井裏に住み着いた様子。音がする。
表側、庭から寝室上を見ると、屋根の縁？というのか、板目に穴が空いていて、鳥が出入りしている❗️
長い脚立から、高枝ハサミに段ボールをガムテープでぐるぐるしたやつを穴にはめこんでみた旦那。
数日後、その固まりは庭に落ちていた💦
無駄だった。
がさがさ音がして子供たちが、恐がる。
そして、
ピーピー、ピーピー
雛が孵った
ピーピー、ピーピー、ピーピー
そのうち、小さな足音がカシャカシャカシャカシャ、数匹が天井を歩き回り、たわんだ天井板の隙間から、ネズミの糞？鳥の糞？カビ？埃の塊？
黒い物がいっぱい寝室に落ちてくる。降ってくる。
病気になりそう。
もう、とっくに、ピーピー、カシャカシャの音だけで、まだ小さな長女は恐くて恐くて、眠るどころじゃないから、親子４人、一階の机やテレビの部屋の畳２畳分のスペースで寝ていた。私は全く寝返りのうてない状態だった。
服は2階のタンスにあるので、長女は怖がりながらも取りに行っていて、私も毎日のように掃除はしていた。
まだ小さく可愛い長女は、爺ちゃん、すなわち舅、にまだ話しかけていた頃。
そんな、可愛い孫が、テレビの前で座ってる爺ちゃんに「お爺ちゃん！私のタンスの上に黒い糞みたいのがいっぱい落ちてる‼️ もういやだ～」
と訴えた事があった。
その返事。
「困ったなぁ、早く鳥さんに出てってーって」
それで、終わり。
そこから先は？
何もないんです。この家の主で、かわいい孫の助けを求める言葉です。一番、家で暇してる人です。その一声のあと、見てた新聞にまた目を戻す。
小学生の長女でも、さすがに「え？」
全く頼る事のできない大人だと認識しました。
いや、なんか普通ないですか？孫にそう言われたら。知り合いに聞いてみようかとか、鳥駆除の業者か屋根修理してくれそうな業者を調べてみるか？とか、そこまでじゃなくてもせめて、日中ずっと家にいるんだから、「タンスの上にシートか新聞でも被せといてやろうか」ぐらいは言わないですか？爺ちゃんてそんなもん？
信じられない反応でした。
しかも、何と、台風が近づいていました。
この状態で台風、大雨、雨漏りなんてなったら……黒い雨が部屋に降ってきて服やタンス、部屋自体ももうダメになってしまう。頭にきた！
旦那は地方公演が入っててずっと居ない。
仕事有給休暇取りました。２日。
たわんだ天井板部分、部屋半分程。
脚立に乗ってサイズをメジャーで計り、
ホームセンター行ってベニヤ板や角材買い、寝室にブルーシート敷き、劇団時代、女優だけど、スタッフワークもバリバリこなし、外部公演の舞台監督で呼ばれる事もあった私です。昔とった杵柄。ノコもなぐりも（ノコギリとトンカチの事）お手の物です。一階でゴロゴロしてる舅に聞こえるように、日中うるさくしました。ギーギー、トンカン、トンカン、ダメな部分の天井を上からキレイにカバーしました。
台風前に間に合いました。
汚い黒い物が落ちて来る事もなく、修理の音に、びっくりしてのか、巣立ちのタイミングだったのか、鳥も出て行きました。
子ども達が寝る天井部分がきれいな板になったので、蓄光の星型プレートをいくつか貼って、電気を消すと星が光って見えたり、絵を貼ったり、寝ながら楽しめるようにして、無事、寝室で眠れるようになり、解決しました。
まだまだ、色々あります。
壊して、建て直しするため、仮住まいの賃貸に六人で引っ越しの際、出てくる出てくる、今回のこのエピソード以上に、食事中には読まないでね、ってことも、出て来ますが、このへんで。
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