おととい、夕方、夕飯準備前に2階リビングで長男とくつろいでいると、わざわざ1階から2階の私達のところに婆ちゃん、すなわち姑が話しかけながら来た。
普段はわざわざ階段を上がってくるようなことはしないのに。
片手に回覧板を持っている。
「これ、これ、今年もコロナで秋の獅子舞って、この日に子供会からのお菓子それぞれ取りに来てってあるわ」と言うセリフもガラガラ声で、時折咳き込みながらリビングのテーブルに回覧板を置いて開いてしゃべる。ゲホゲホなるので時々言い直して報告する。
びっくりだ。
マスクもせず、こんな咳が出ているのに子供の所に来るなんて❗️と目が丸くなった。
しかも来月の話しで、「普段は子供会のこと書いてあったから回覧板見といて」と言うぐらいだ。
何故わざわざ上がって言いに来た?こんな状態で。と疑問に思った。
急いで次に回したいなら、日付と時間をちょっとメモって後で渡してくれるか伝えてくれるかで十分なのに。
なぜ?
多分、こんな体調なのに私が回覧板を次に届けに行ってくるの、大変でしょ、頑張ってるでしょ、おばちゃんは、っていうことを息子に見せたかったのかもなと思った。
が、このコロナ禍で、なんて事。
いや、昨日朝、爺ちゃんと車で出掛けて行ったから病院に行ったと思われ、例えコロナじゃなくても医者で夏風邪だと言われたにしても、わざわざ子供がいるところに咳を浴びせに来るなんて、ちょっと、いや、かなり理解が出来なかった。
ゴホゴホなると、肩にかけているタオルで口をふさぐのだが、その菌がいっぱいのタオルを掴む手は階段の手すりやらドアノブやらあちこちベタベタと触るのに。
ちょっと怒りにも似た感情を抑えながら、はいはい、分かった10月4日ね、4時ね、と回覧板を見ながら言う。
なぁ、しゃーないけど、ゴホゴホ、お願いゴホゴホ、ねー、と1階へ帰って行く姑。
ほんとは、その場で、姑に指摘したかったが、我が家のHSC長男君は、自分が怒られるのも傷つくが、他の人が怒られているのを見るのも傷つくのだ。
争い事は大の苦手。しんどくなる息子のために言葉を飲み込みました。
夜、寝る前、長男は自室、2階リビングでくつろいでいるのは私と、今度は長女。
また、咳込みながら、「○さん、○さーん、冷蔵庫のねー」と階段を上がってくる姑。
えー‼️また何?体調不良で困ってるなら電話とか内線もあるのに、何!と内なる私。
姑「冷蔵庫にある大根の小さいの、ゴホゴホ、一欠片、ちょっと頂戴、ハチミツと大根でちょっと喉に、ゴホゴホ」
あーもう頼むから子供たちに何かをうつさないでーと叫びたかったが、「あ、それ長女の今日の実習のカツラムキした残り」
姑「あー、そうお姉ちゃんのか、いい?もらって」
長女「余りだし、別にいいよー」と姑から離れた距離から追いやるように声をかける。
姑が居なくなってから、長女が無言で『えー?何あれ』とびっくりした顔を私に向ける。
その後こっそり階段の手すりをアルコールティッシュで拭いた。
翌朝、いつものように自分と皆の弁当を作り長女を学校へと長女を送り出す。
洗濯物を干したりしていると、いつもならまだ寝ている1階が起きてバタバタ、出かける準備をしていて、私より先に爺ちゃんの車で二人とも出掛けて行った。
私も仕事に行こうかと思ったが、嫌な予感がしたし、夜なかなか眠れなかったので眠くて身体が重い。
なんで姑は家族を守ろうという意識がないのだろう、コロナだったらどうするつもりなんだ、いやただの風邪だとしても行動がおかしいだろう、意味がわからない、など布団に入ってから思い返していたら寝付けなくなった。
干し終えた洗濯物のカゴを1階に戻しに行くついでに、玄関横のいつもドアを開けっ放しの1階の姑たちの部屋を覗く。
まあ、出掛ける時に通るので自然と見えるのだが、先に見ておいた。
普段はそんなもの置いてないペットボトルのお茶やスポーツドリンクがいくつかあった。
嫌な予感がするので、会社に電話して、姑たちが病院に行っているようなので帰ってきて話しを聞いてから電話しますとした。
起きてきた長男が、仕事に行っていない私に?あれ?となっていたので少し説明。
10時過ぎに帰って来たので、マスクをして1階の姑たちの部屋前へ、超敏感君の長男は自室に行っていてドアも閉めているので話し声は聞こえないだろう。
「PCR検査しましょうって言われんかった?
疑わしい状態で会社にはいけんから、連絡待ち出社にしてもらってる。
昨日、あんなに咳き込みしてるのに何で子供たちのところに来るの?例えコロナじゃなくても風邪だとしても、家族にうつさないように気をつけるでしょ普通は」
ノーマスクで姑が私に言う。
「あ~いや昨日ワクチンを打ちに行ったもんで、副反応で扁桃腺が腫れたのかもしれませんけど
、念のため、検査しておきましょうって、検査してきた」
舅「この人扁桃腺だわ」
私「じゃあ結果は明日しか分からんね、会社に伝えて今日はどのみち出勤しちゃいかんからお休みだわ、明日結果の連絡来たらすぐ教えてよ」
やっぱりだ。検査してくるだろうと思った。
とりあえず、喉の腫れと咳で特に重症の気配なし。
病院からの結果待ちの連絡時間は当然、長女の登校時間より後なので雨模様の中車で駅まで送る。
電話連絡が来て、陽性だったら学校に電話するね、と伝える。
そして、9時前、1階の姑から携帯へ電話、
「残念ながら陽性ですって言われた」と。
あ~予感的中です。
そして少々嬉しそうに言う姑「どんな様子ですか?って聞かれたもんでお陰様で喉と咳ぐらいで、お腹の調子も悪くないのでって言ってたら、自宅待機で保健所からの連絡を待ってくださいねって、自宅療養でいいみたい」
あ、またこの人は自分のことだけか。
いや、自宅療養は隔離とあちこちの消毒やら他の家族への感染対策やら、かかってない家族が大変だし、高齢者は急変もあるから入院や療養施設に行くのを希望する。
姑だけを隔離するのは無理があるが、舅は1階台所で生活するしかないか。いや、ずっと一部屋に一緒でマスクもせず、グーグー同じ部屋で寝ているので手遅れか。
あれだけ、目の前で咳を浴びた私と長男もアウトかも。
保健所の指導で検査も受けなきゃいかんかも。
長女の学校に電話して呼び戻さなきゃ、旦那は舞台装備を持って朝から出掛けたから電話は繋がらない。などなど説明していると、
「え、……そんなんかい?」
ようやく、大変な事だった、自分の症状が重症じゃなくて良かったとかだけの問題じゃないってことに気がついた様子。
感染拡大は、こういう人たちの意識の低さにあるのだなと改めて思った。
必要なものは部屋前に用意するからトイレ以外は部屋から出ない、風呂をはじめ他に移動するときは他の家族がいない時でマスクは必須、触った所は必ず除菌を約束。
あちこち消毒清掃、あれもこれも洗濯、でも天気悪く乾かない。
ご飯も別で部屋前に置く。
疲れた。
私がうつってたら、ご飯も除菌も別々の洗濯やら、どうする?
長男にもうつってませんように。
またずれて感染して行けば、仕事へ行けず生活費が。
あー、普段はほぼほぼすれ違いな生活にしているのに、なんであんな、あー長男が気にしても、そんな咳してるのにマスクもしないで上がって来ないでよ❗️って追い返せば良かった。
あーどうかこのまま家庭内感染止まりますように。
とりあえず、旦那は帰ってきて仕事にも行けないから、1階の万が一の連絡も旦那の携帯で大丈夫そう。
だから、このままゆっくり眠らせてもらいます。
おやすみなさい。